体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

NY Issue : Interview with Rachel Trachtenburg from WOOING

NeoL_WOOING_PORTRAIT_COLOR_02 | Photography : Diego Garcia

少女のように可憐な佇まいのレイチェルを軸に結成された三人編成のバンド、WOOING。素朴なアートワークとは裏腹に、カントリーからサイケにまで転がりいく彼女たちの音楽は実に独創的で刺激的。作曲からアートワーク全編を手がけるレイチェルに、音楽との絆と現在の生活を語ってもらった。

——両親は音楽家ということですが、どんな音楽を手がけていたんですか。

Rachel「コンセプシュアル・アート・ポップ。演劇のような感じのものですね」

——あなたが担当していた楽器は?

Rachel「ドラムです。6歳からやっています。母親は音楽に合わせて流す映像を担当していて、父親はピアノとギターを弾いていました。家族三人だけでやっていたんです」

——ドラムを始める前から、音楽を作っていました?

Rachel「ええ、ほんの少しだけ。ピアノとか、ちょっとしたおふざけ程度に。14歳くらいまでは、あまり真剣に音楽をやっていなかったんですけど、その頃に自分で作曲し始めて、いろんなバンドを組み始めて。ファミリーバンドでもよくツアーをしていたから、たくさん演奏しました」

——どんな音楽が好きだったんですか。

Rachel「60’sのサイケデリックな音楽と、グランジかな。60’sと90’sのミックス。HeliumとQuasiはお気に入りのバンドだし、Led Zeppelinみたいなクラシックロックも大好きだし、Neil Youngの大ファンでもあるんです」

——ああ、確かに。WOOINGにはサイケデリックな音楽の影響を感じます。

Rachel「うん、そういうのって自然と出てしまいますよね」

——アートワークは誰が作っているんですか。

Rachel「私が作っています。ロゴをデザインしたし、アルバムのアートワークやパンフレットも全部私が担当しているんです」

——すごい! 素敵なヴィジュアルですよね。

Rachel「全て独学で、刺繍など全てのアートを自分でやっています。そういうものを作るのが好きなんです。音楽にとってヴィジュアルは大事だから、そのふたつが合わないとうまくいかない。だから愛を込めて作っています」

——どこから曲のアイデアが生まれるのでしょう。

Rachel「ドキュメンタリーからが多いですね。あとは映画かな。『Alice in Wonderland』のような昔のディズニー映画も宮崎駿も大好きだし、名作に影響されています。風景と、感情を呼び起こされることで大きなインスピレーションやコンセプトを得ているんです」

——では、アートのインスピレーションは?

Rachel「同じくフィルムですね。その他には自然の影響も強い。NYに住んでいると、綺麗な空気や緑があまりないから、自然の力を得ると音楽に打ち込むことができます。自然にはインスパイアされ続けていますね」

——作曲とライヴではどちらを大切にしています?

Rachel「エネルギーを発散できるから、ライヴの方が楽しい(笑)。演奏中も後も最高の気分です。作曲は、気分によりますね。楽しい時もあるけど、締め切りがあって焦っている時はちょっとね。でもチャレンジするのはいいことだと思います。考え方も変わるし、いいチャレンスですよね。スタジオでレコーディングするのは大好き。書き終わった曲にスタジオで新しい部分を加えていく作業すら楽しい」

——本を持っているけど、読書が好きなんですか。

Rachel「これはEmma Clineの”The Girls”って本。マンソン事件を知っていますか? 女の子の視点から書いた本なんだけど、とても素晴らしい。ホラーとかカルトっぽいのにハマっているんです(笑)。ストックホルム症候群の心理学とかね」

——読書は歌詞を考えるのに役立ちますか?どのように歌詞を考えているのでしょう。

Rachel「白昼夢を見ているように自分の考えに入り込んで、気持ちに人格を与えるような感じかな。自然ともっと繋がって、自然に感謝しようというテーマもあります。地球をリスペクトすることについて書きました」

NeoL_WOOING_PORTRAIT_COLOR_01 | Photography :  Diego Garcia
1 2 3 4 5 6次のページ
NeoL/ネオエルの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。