2DアクションRPG『CrossCode』が日本語対応、完成版は2018年リリース予定 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

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本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は海外インディーゲームの日本語対応に関するものなど10本です。

2DアクションRPG『CrossCode』バージョン0.9.8公開、日本語版が追加
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Radical Fish Gamesは15日、Steamにてアーリーアクセス版を配信中の2DアクションRPG『CrossCode』のバージョン0.9.8を公開した。

遠い未来の仮想世界が舞台のSF作品。スーパーファミコン風のグラフィックやハイスピードなアクション、パズル要素のあるダンジョンなどが特徴となっている。2015年にデモ版が公開され(関連記事)、以降完成版に向けてアップデートが続けられており、本バージョンではすべてのコンバットアーツ(戦闘スキル)の実装が完了し、UIの改善などが施された。また、本バージョンより日本語版が追加されている。ローカライズ担当はDANGEN Entertainment。

本作は引き続きアーリーアクセス版で、完成版のリリースは2018年に予定されている。次のバージョンは0.9.9で、2018年1~2月にリリース予定。

ステージクリア型アドベンチャーRPG『ひびかけ色のキセキ』リメイク版のSteam配信が開始
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ecoddrのファンタジーRPG『ひびかけ色のキセキ』のSteam配信が15日に開始された。フリーゲームとして公開されている作品で、Steamでも無料で配信されている。プレイ時間の目安は5~10時間。

ノンフィールド型のステージと、アドベンチャーパートでゲームが進行していく作品。リアルタイムに敵の攻撃をガードする要素のあるタイムライン型の戦闘や、ポイントを割り振ってスキルを自由に強化する要素などが特徴となっている。2016年にWindows向けに公開されたのち、今年5月にはスマートフォン向けのリメイク版がリリースされており(関連記事)、今回のSteam版はこのスマートフォン版のPC逆移植となる。

RPG『天使心母』公開
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ゲーム制作サークルSpace not farは10日、RPG『天使心母』をフリーゲームとして公開した。

さまざまな個性を持つキャラクターからメンバーを選んでパーティを編成し、「ラダー」と呼ばれる全20階のダンジョンを踏破していく作品。いわゆる「ガチャ」のような形でアイテムをランダム入手する仕組みや、敵の体を奪って能力を変化させる主人公のスキル「スナッチ」などが特徴。

アイテムの合成や強化、クリアに必須ではないサブダンジョンといった要素もあり、ハック&スラッシュを楽しめる作品となっている。公称プレイ時間は15時間程度。

パズルゲーム『Candy Drop』公開
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九州大学物理研究部(Qpic)は15日、パズルゲーム『Candy Drop』をフリーゲームとして公開した。

お菓子を食べると体が伸びるキャラクターを操作し、キャンディーを食べることでステージをクリアしていく作品。お菓子によって異なるギミックなどを活用して体とキャンディーの高さを合わせるのがポイントで、ステージは100個用意されている。

アクションパズルゲーム『エクスプローバーズ』日本語版公開
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Whatnot Studiosは11日、アクションパズルゲーム『エクスプローバーズ(Explobers)』の日本語版を公開した。無料でプレイでき、寄付を受け付けるドネーションウェアとして公開されている。

自爆して壁を壊せる赤、固まって足場になれる青、両方ができる緑という3タイプのキャラクターを切り替えながら操作し、ステージのゴールを目指す作品。残機を1つでも残してゴールに辿り着けばステージクリアだが、ステージごとに決められた数以上を残すというチャレンジ目標も用意されている。パズル的思考と精密な操作の両面が試される作品だ。

長編ノベルADV『コルヌ・コピア -不思議の住む街-』プロローグ版のAndroid版が配信開始
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同人ゲーム製作サークルあまてる。は13日、制作中の長編ノベルアドベンチャーゲーム『コルヌ・コピア -不思議の住む街-』のプロローグ版のAndroid版を配信開始した。iOS版も登録申請中とのこと。

神話や伝説、御伽噺に出てくるような不思議な力を持った獣“ふしぎけもの”が住む街を舞台にした作品。日本からの留学生である主人公のコウタと、さまざまなふしぎけもの達の交流が描かれていく。

プロローグ版はサークル公式サイトにてWindows版も公開中。Windows版は今回のスマートフォン版に合わせてバージョンアップが行われており、シナリオの章選択機能や目パチ口パクをOFFにする「低負荷」モードなど、スマートフォン版と同等の機能が追加されている。

サスペンスビジュアルノベル『FATAL TWELVE』オープニングムービー公開

あいうえおカンパニーは9日、サスペンスビジュアルノベル『FATAL TWELVE』のオープニングムービーを公開した。

電車内で爆発に巻き込まれた主人公の女子高生・獅子舞凛火が、12人の参加者のうち1人だけが死の運命を回避できるという儀式≪女神の選定≫の参加者となったことから始まる物語。1月31日にパッケージ版が発売予定となっている。Steamでの配信も予定されており、こちらの発売日は後日発表予定。

SilverSecond、サイト開設19周年記念セール開催

SmokingWOLF氏は、同氏のWebサイトSilverSecondの開設19周年を記念したセールを開始した。セール期間は2018年1月14日頃まで。

育成SLG『シルフェイド学院物語』などのゲーム作品が50~66% OFF。強制横スクロールRPG『片道勇者』のファンブック『片道勇者開発記 四年の旅路』が40% OFFとなっている。また、新刊のゲーム開発書籍『ゲーム開発者の地図』(関連記事)も25% OFFとなる。

なお、本セールはSilverSecondサイト上での販売物、およびKindleでの出版物が対象。PLAYISMやSteamでの販売物は対象外となっている。

マルチエンドサスペンスAVG『Dear My Abyss』Nintendo Switch版発表

有限会社レジスタは15日、マルチエンドサスペンスアドベンチャーゲーム『Dear My Abyss』を、2018年初頭にダウンロード専用ソフトとして配信することを発表した。

同人サークルBerialが制作したPC向け同人ゲームのNintendo Switch向け移植版。平凡な女子高生のもとに表題のない本が届いたことから物語が始まる、クトゥルフ神話をモチーフにした長編作品となっている。公称プレイ時間は約25時間。

ADV・ノベルゲーム制作ツール「ラノゲツクールMV」発売

株式会社KADOKAWAは14日、ゲーム制作ツール「ラノゲツクールMV」のダウンロード販売を開始した。ツクール公式ストアおよびSteamにて購入可能。パッケージ版の発売は2018年3月1日に予定されている。

スクリプトを使用せず、グラフィカルなUIでアドベンチャーゲームやノベルゲームを制作できるツール。Live2D Cubismによるキャラクターアニメーション機能や、HTML5ベースのマルチデバイス(Windows/Mac/Android/iOS)対応などが特徴となっている。

また同日、サンプルゲームや無償DLCも配布が開始された。無償DLCは執筆時現在、「RPGツクールMV」のキャラクターのバストアップ画像と戦闘背景画像、スマートフォン用のノベルゲーム制作アプリ「ラノゲツクール」のキャラクター画像、エンターブレインの恋愛シミュレーションゲーム『フォトカノ』のキャラクターのLive2D Cubismデータ、イラストレーター「ヤナギユウ」氏による立ち絵キャラクター5体が用意されている。

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