体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

糖尿病=生活習慣病?実はそうでもないのです。『鉤月のオルタ』作者のレポ漫画より、1型糖尿病とは。

 糖尿病と言うと、皆さんはどんなイメージがありますか? 多くの人は「生活習慣病」というイメージがあるかもしれません。糖分などの炭水化物の摂りすぎで血糖値が上がったまま戻らない、もちろんそれも糖尿病ですが、実は生活習慣だけが糖尿病の原因ではないというレポ漫画がツイッターに投稿され大きな反響を呼んでいます。(梓川みいな/正看護師)

【さらに詳しい元の記事はこちら】

 『1型糖尿病レポ漫画』というタイトルでツイッター上にレポ漫画を投稿した、漫画家の麻日隆さん。この漫画は、麻日さんが描くオスマン帝国を舞台にした『鉤月のオルタ』を連載している別冊少年マガジン1月号(講談社・12月9日発売)にも掲載されていますが、ツイッターへ投稿するに向けてさらに加筆されたものが掲載されています。




 この漫画の作者である麻日さん自身が、1型糖尿病の患者でありご自身の体験を漫画に寄せています。その漫画の内容とは、

・1型糖尿病と2型糖尿病の違い
・1型糖尿病とはどういうものであるか
・1型糖尿病ではどんな治療をしているか、
・糖尿病のイメージからカミングアウトしにくい1型糖尿病の患者の切実な思いと認知度向上への思い

などが別冊少年マガジンに掲載した内容として2ページにわたって綴られており、さらに後半2ページではツイッターを見ている人向けに加筆された、麻日さんの病気発症までの経過が綴られています。

 ではもう少し詳しく糖尿病について解説していきます。

【1型糖尿病レポ漫画】1人でも多くの人に知ってほしいので私自身の持病、1型糖尿病について描きました。この病気の事が世の中に広く認知される日を心から願っています。 pic.twitter.com/wQWOtozKHS

— 麻日隆@鉤月のオルタ (@ryuuasahi) 2017年12月9日

■1型糖尿病とは

 糖尿病自体は、何らかの原因で血糖コントロールができない状態が続く事によって全身のあらゆる臓器や神経などに様々な症状を引き起こす病気の事を指します。

 1型糖尿病は、自己免疫疾患やウイルスなどにより膵臓のインスリンを分泌する細胞が攻撃される事で起こったり、特発性と言って原因が不明で起こったりする疾患であり、インスリンが自力で作れない状態となってしまう病態です。この「インスリン」というものは摂取した糖分を全身にちょうど良い濃度で届けるために必要なホルモン。

 本来であればインスリンが体内に吸収された糖分をそのまま血液中にダダ流しせず程よい濃度に調整するのですが、全く分泌されない状態である為そのまま消化吸収した糖分がダイレクトに血液中に放出されてしまいます。その結果、高血糖による様々な病気の原因となります。また、調整が全く利かないため体内がエネルギー不足になった時に急激に血糖値が下がり、冷や汗や立ちくらみ、意識消失などの症状が現れます。

1 2次のページ
おたくま経済新聞の記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。