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【JYOCHO ライヴレポート】『JYOCHO「碧い家で僕ら暮らす」Release tour』2017年12月3日 at TSUTAYA O-Crest

 元・宇宙コンビニの“だいじろー”こと中川大二朗が立ち上げたソロプロジェクト、JYOCHO(じょうちょ)。2017年9月にリリースした2ndミニアルバム『碧い家で僕ら暮らす』はバンド感がさらに強まり、それを機にライヴも精力的に行なっていくことが決まった。カナダツアー、京都公演を経ての東京編。宇宙コンビニで出演(2014年10月19日 https://okmusic.jp/news/181934)して以来のTSUTAYA O-Crestにはこの日を待ちわびた観客がどっと詰めかけ、ソールドアウトの大盛況となった上、未発表の新曲「互いの宇宙」がTVアニメ『伊藤潤二「コレクション」』(2018年1月7日(日)22:00よりTOKYO MXで放送)のエンディングテーマに決定したという嬉しいお知らせもあった。
 (okmusic UP's)

 イントロダクション~「family」と流れる感じでライヴが始まる中、まずはだいじろー(Gu)が挨拶代わりのタッピング奏法。マスロック熱たっぷりにネックの上から下から腕を華麗にくねらせる超絶テクで、満員のオーディエンスは早くも歓喜する。

 そんな彼を支えるメンバーもすごい。ブッ飛んだ変拍子の核を担うhatch(Dr/ex.DUG OUT)、メロディアスなラインをも果敢に奏でるsindee(Ba/LOW-PASS、空きっ腹に酒)、野に吹く風のように優雅な響きを生むはち(Fl)、その真ん中にいて歌をスーッときれいに届かせる猫田ねたこ(Vo&Key/heliotrope)。彼らがだいじろーの脳内イメージを息ぴったりに前景化し、楽しく活き活きと、時にエモーショナルに演奏できるのは、JYOCHOの世界観をこの上なく大切に愛しているからに他ならない。照明が鮮やかに輝いた「Lucky Mother」、間を作りながらダイナミズムも満点な「碧い家」、だいじろーのアルペジオがやさしい余韻を残す「hills」と曲ごとにじんわりと場が温まり、身体を揺らすうちにプレーヤーの個性が伝わってくる。それはライヴならではの豊かさ=情緒だった。

 MCでは好物のキャベツを食べつつ、カナダの思い出(PAがいなくなる、機材トラブルなど)を笑って語り合う5人。「tree,stone」「ほんとうのかたち」はアコースティックで披露。“自分が好きな音楽をやって、たくさんの人に来ていただいて、すごく幸せで楽しいです!”と、だいじろーも沸き上がる感情の共有を確信し、最後は「グラスの底は、夜」「太陽と暮らしてきた」で喜びを爆発させた。
撮影:Viola Kam (V’z Twinkle Photography)/取材:田山雄士
セットリスト
SE~introduction「sugoi kawaii jyocho」 
1.family 
2.Lucky Mother 
3.碧い家 
4.hills 
5.安い命 
6.365 
7.故郷 
8.tree,stone 
9.ほんとうのかたち 
10.三つに分けること 
11.グラスの底は、夜 
<ENCORE>
太陽と暮らしてきた
JYOCHO
ジョウチョ:2015年3月に解散した宇宙コンビニのリーダー“だいじろー”こと中川大二朗のソロプロジェクト。プログレッシブ~ポップスなどさまざまなジャンルを通過した音楽性に、テクニカルなトラック、温かみ、激情をふんだんに盛り込んだ、まさに情緒感たっぷりな、JYOCHOにしかできない独自の世界観を構築する。
 (okmusic UP's)

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