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【住む街ガイド】小説『望郷』の舞台・因島は橋の景色が美しい住みよい街だった

小説『望郷』(湊かなえ・著)の舞台になっている因島。脳裏に焼きつく美しい島の姿は、観光だけではない街の魅力を教えてくれる望郷 湊かなえ・著 594円 文春文庫

望郷
湊かなえ・著 594円 文春文庫『望郷』のあらすじ

著者の出身地でもある因島をモデルにした6話からなる短編集。「海の星」は、今では妻子をもつ男性が、父が突然失踪し、母親と二人暮らしになった子どもの頃の出来事を回想する。やがて主人公が知る25年ぶりに明かされた真実に息をのむこと確実。開かれた景色と愛憎が生む美しいコントラスト

2017年の9月には、貫地谷しほりと大東駿介の主演による映画も公開された湊かなえの『望郷』。全6編で構成された連作短篇集だ。舞台は因島がモデル。島で生まれ育った人々の愛憎の絡んだ物語は、鮮烈な島の描写とともに、読者の心にくっきりと跡を残す。

因島は平地が少なく丘陵地で構成されている。小高い丘を少し登ると、すぐに瀬戸内海を一望できる絶景スポットに。そして本州側を見れば大きな白い吊橋、因島大橋が望める。徒歩や自転車でも渡れるため、多くの観光客で賑わう一方、島の人たちにとっては生活の一部でもある。本作の中の一編「海の星」で、失踪した父を探す母子が「ネックレスみたい」と表現したことが印象に残る橋でもある。島の人々は橋に特別な思いを抱いているようだ。小説に登場するスポットを歩いてみよう白滝山因島の北部に位置する白滝山

因島の北部に位置する白滝山

『望郷』の一編「石の十字架」では名前を変えて白綱山として登場する。山頂に至る道沿いに並ぶ石仏・五百羅漢は、一観教の創始者である柏原伝六らが作ったといわれている。朝から夜へと刻々と表情を変える瀬戸内海を一望できる。

●住所:広島県尾道市因島重井町
●アクセス:しまなみ海道因島北ICから車で10分因島の暮らしやすさについて

しまなみ海道で本州とつながってからは観光客が増加し、島内でもホテルなどを中心とした観光産業が盛んに。一方で、昔ながらの漁法を守る漁業や、みかんやレモンなどの柑橘系の農園なども健在だ。島の中心市街は土生という街で、海沿いに寺社仏閣、銀行や病院などが点在する。交通手段は車のみだが、交通量が少なめで運転しやすい。

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文=綱島剛
写真=湯浅立志、福山観光コンベンション協会、Mochio/PIXTA(ピクスタ)

 

※「CHINTAI2017年9月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています
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