体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

ITフリーランス支援のサービスブランド「Scale」を発表したギークス─サービス誕生の裏側に迫る

「自分の市場価値がわからない」というITフリーランスの不安と向き合う

ギークスが創業以来15年にわたって企業として追究してきたのは、専門性の高いIT人材の需要と供給のミスマッチを改善すること。

ITエンジニアの働き方の一つとして、ITフリーランスというワークスタイルに着目し、企業とフリーランスの間をつないでジョブマッチングさせることや、フリーランス人材の福利厚生プログラムなどに力を注いできた。

「私たちはサービス改善のために、当社の『geechs job(ギークスジョブ)』にご登録いただいているフリーランスのエンジニアの方に常にアンケートやグループインタビューをしています。

最近とみに聞くようになったのが、いつまで自分はフリーランスとして働けるのかとか、自分の市場価値がよくわからないという不安です。ITフリーランスの価値を可視化するために役立つ何らかのツールや、フリーランス・エンジニアのための新しいブランディングが必要だと、私たちも考えるようになりました」

と語るのは、日々エンジニアのキャリアカウンセリングを行っているIT人材事業本部の横山美月さんだ。

ギークス株式会社 IT人材事業本部 部長 横山美月さん

こうしたエンジニアからのニーズに応えて新たに始動したプロジェクトが「Scale(スケール)」だ。プロジェクトを推進するためにIT人材事業本部の各部署から8人のメンバーが集まった。

「Scale」はIT業界では馴染みの深い用語scalabilityのscale。一般には拡張性を意味するが、ここではフリーランスという働き方の認知を拡大すると共に、フリーランス一人ひとりの価値をスケールさせるという二つの意味を込めている。

すでに2017年1月から始まっているフリーランス向けの福利厚生プログラム「フリノベ」に加え、新たに3つのサービスを企画。併せて4つのサービス群をまとめて「Scale」という総合ブランドで訴求しようとしている。

膨大な紹介実績を基にした報酬額テーブル

新サービスの一つ「Scale Table」はエンジニアの市場価値を把握できるツールだ。

自分の技術領域と実行できる作業内容レベルを掛け合わせ、それをチェックシートに記入することで、現在フリーランス市場でエンジニアが得ているおおよその報酬額を数字で示すことができる。

企業に雇用された技術職なら、雇用労働統計などからおよその年収額を推し量ることはできるし、リクルートなど人材紹介大手が持つデータでも転職時の年収提示額で概要はつかむことはできる。

しかし、こうしたデータの多くは正規社員がベースになっており、個々のスキルレベルを判断して報酬額が示されるフリーランス・エンジニアとなると、公的なデータは未整備というのが現状だ。

ギークスはフリーランスに関して過去15年の紹介実績がある。
成約件数だけでも約4万件。

この膨大なデータをもとに作成されたテーブルはフリーランスの報酬実態を示すきわめて貴重なもので、登録エンジニアは、フリーランスとして働く場合は自分の年収がいくらぐらいになるかを、より正確に把握することできる。

1 2 3次のページ
CodeIQ MAGAZINEの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

山寺宏一&高木渉で『ポプテピピック』

GetNews girl / GetNews boy