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野菜摂取量を増やせないのには理由があった!?その解決法とは?

野菜摂取量を増やせないのには理由があった!?その解決法とは?

国が目標値として定めている1日の野菜摂取量は350g。しかし、農林水産省によると(※1)、野菜の消費量は減少傾向にあり、1人あたりの年間消費量は89㎏(2016年)。1日平均にするとおよそ276.5g(※2)で、目標には届いていない状況です。そこで今回は、日本人の野菜摂取事情を掘り下げ、原因や、野菜摂取量を増やすヒントを探ってみましょう。

1 農林水産省「野菜をめぐる情勢」(2018年2月)

2 厚生労働省「平成28年国民健康・栄養調査(結果の概要)」

原因その1:「どれくらい食べたら良いのか」わからない?

世代別野菜摂取量の平均値

[野菜どう食べてる?]日米でこんなに違う、野菜の摂取方法」で紹介しているように、日本では、中高年ほど野菜摂取量が多く、若い世代になるにつれて減少する傾向があります。厚生労働省の「平成28年国民健康・栄養調査(結果の概要)」によれば、年代別摂取量(※20歳以上対象)が最も多いのは60代男性の309.9gで、最も少ないのが20代女性の228.6g。とくに若年層の野菜不足が目立ちます。

原因のひとつとして考えられるのが、「摂取量」に対する理解度の低さ。1日の摂取目標は、ほうれん草のおひたしなど小皿料理のおかず「5皿分(1皿70g相当)」ですが、この数値をきちんと把握できている人が少ないようです。先出の農林水産省の資料でも、「1日に野菜をどのくらい食べるのが適量だと思うか」という質問に対し、1~2皿(40%)、3~4皿(40%)と目標値を下回る回答が多くを占めました(下図参照)。

野菜摂取量の適量の認識

原因その2:調理法の偏りと、手料理へのこだわり

調理法の偏りと、手料理へのこだわり

カゴメが2017年3月に行った調査(※2)では、「野菜を積極的に摂りたい」と答えた人は全体の72%。それにもかかわらず摂取量を増やせないのには、調理法やライフスタイルにも要因があります。
日米での野菜の調理法を比較したところ、アメリカは蒸しもの、焼きもの、トマトソースなどの加工品を使ったもの、ジュース、スムージーなど、バリエーションが豊富。それに対し日本では、サラダなどの生食や炒めものに偏っており、とくに生食の場合は、カサのわりに量を思ったほど効率良く摂れていないのです。

2 「31日は『菜(さい)の日』 アメリカと日本の野菜摂取に関する意識調査

農水省によれば、野菜不足を感じている人への「どのような方法で解決したいか」という質問には、「家庭の食事で、野菜料理や使用する野菜の量を多くしたい」という回答が全体の49.4%を占めました(※3)。「市販の野菜ジュースなどを飲むようにしたい(25%)」「中食や外食時には、野菜の多いものを選んだりしたい(10%)」といった手頃な対策よりも、手料理によって補おうとする意識が高いようです。ところが、別の調査では、週に1回以上外食する人が全体の32.3%、持ち帰りの弁当や惣菜を週1回以上利用する人は全体の40.1%というデータも(※4)。若年層ほど手作り志向が低く、外部化での簡便性を求める傾向がみられたのです。
家庭の料理で野菜を増やしたいのに、その機会が減っている…。この矛盾こそが野菜不足につながっているのかもしれません。

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