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「街の達人」地理人に聞いた! 引越し先に悩むSUUMO編集部員が住む街は?

「街の達人」地理人に聞いた! 引っ越し先に悩むSUUMO編集部員が住む街は?

空想だけで一つの都市をつくり上げ、それを超リアルな地図に落とし込む人がいる。“地理人(ちりじん)”こと今和泉隆行(いまいずみ・たかゆき)さんだ。実際にはどこにも存在しない、でも、どこかにありそうな空想都市「中村市(なごむるし)」。その極めて精巧な地図をつくり上げることに情熱を注いでいる。

ベースには、全国津々浦々の土地を自らの足で歩き通し、実際に見聞きしてきた「街」についての膨大な知見がある。そのため、引越し先についてアドバイスを求められることも多いそうだ。

そこで、街選びに悩むSUUMO編集部員が今和泉さんを直撃。ズバリ、「どこに住めばいいか」聞いてみた。

落書きの延長から始まった、超リアルな空想地図

まずは、今和泉さんの空想都市「中村市」の地図をご覧いただこう。【画像1】そこに暮らす人々の生活の匂いが感じられるような、中村市の地図。現在も街は成長過程にあるという(画像提供/地理人) 【画像1】そこに暮らす人々の生活の匂いが感じられるような、中村市の地図。現在も街は成長過程にあるという(画像提供/地理人)【画像2】自宅には壁一面を覆い尽くすほどの紙の地図もあった。手前の掃除機と比較すると、その巨大さがよく分かる(撮影/榎並紀行)

【画像2】自宅には壁一面を覆い尽くすほどの紙の地図もあった。手前の掃除機と比較すると、その巨大さがよくわかる(撮影/榎並紀行)

今和泉さんが、空想地図を描きはじめたのは7歳のころ。当初は「落書きの延長だった」と振り返るが、現在まで25年余の歳月をかけ制作しているその地図は、本物の都市と見紛うばかりだ。現在は、ドラマや番組の小道具として架空の地図を制作するほか、国内最大手の地図情報会社ゼンリンのアドバイザーをしていたこともある。【画像3】地理人こと今和泉さん(撮影/榎並紀行)

【画像3】地理人こと今和泉さん(撮影/榎並紀行)

今和泉さんが描く空想地図の凄さは、地図の元になる空想土地の歴史やバックグラウンドまでしっかり想像して創られているところ。例えば、中村市の場合は

今和泉さん「中村市は、(空想都市における)首都『西京』の南30kmほどに位置する、人口156万人の都市です。もともと街道の分岐点だったこともあって、人が集まる土地でした。100年以上前には、城が建てられてにぎわいをみせました。川沿いで肥沃な土があり、農業従事者の割合も多かったのですが、首都近郊では珍しい平地が広がっていたころから製造業の工場が進出。それにともない1970年代ごろからニュータウンがつくられ、人口と住宅が増えていきました。製造業で栄えた街ですが、最近は企業の伸び悩みから税収もダウン。産業誘致を頑張っていますが、税収的にはかなりひっ迫していますね」

……という具合。思わず「ありそう!」と声を上げてしまいたくなるほど、緻密に設計されている。都市の規模としては「さいたま市の大宮(埼玉県)とか千葉市(千葉県)っぽい感じ」。【画像4】空想は留まることを知らず、中村市の不動産チラシまで作成。書体やレイアウトなど、よくある不動産チラシのデザインを踏襲している(撮影/榎並紀行)
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