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第55回 マーベルとDCの違いってなんだろう?

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映画『ジャスティス・リーグ』も公開され(本当に楽しく、かっこいいヒーロー映画なのでお見逃しなきよう!)、バットマンやスーパーマン、そしてワンダーウーマンが”所属”する、アメコミ界のもう一つの雄DCも盛り上がってきました! そのタイミングにあわせ、『PEN+映画・コミック・ドラマ・アニメ・ゲーム・グッズDC最強読本。』が発売されました。
https://www.pen-online.jp/magazine/penplus/pen_plus_DC/

DCコミックスに特化してここまで掘り下げた日本の書籍は少なく、日本におけるアメコミ文化の執筆者たち(僭越ながら、わたくし杉山すぴ豊も参加)がDCについて語っています。PEN+は昨年、マーベル(アイアンマン。アベンジャーズ、スパイダーマン、X-MEN系)をフィーチャーした「マーベル最新案内。」
https://www.pen-online.jp/magazine/penplus/pen_plus_marvel/
を出版して、これも大きな反響を呼びましたが、今回はそれのDC版です。

しかし、マーベルの方は”最新案内”という副題が示す様に、ある程度マーベルについての人気・知名度がある前提で作られているガイドで、DCの方は極論するとこの本からDCを一から学ぶ的な入門書になっています。

この本を書きながら、自分なりにマーベルとDCの違いってなんだろうと思ったときに、なんとなくなんですが、マーベルは”ヒーローである前に人間である”、それに対してDCは”ヒーローの中に人間味を求める”みたいなことなんでしょう。もちろんこの法則が必ずしもすべてのヒーローにあてはまらないのですが、例えばアイアンマン(その中身はトニー・スターク)とバットマン(その正体はブルース・ウェイン)は、ともに社長ヒーローですが”アイアンマン”はトニー・スタークの方がキャラがったっていて、”バットマン”は逆にブルース・ウェインよりバットマンとしての印象の方が強い。

昨年公開された『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』と『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』はともにヒーロー同士が戦いますが、前者はアイアンマンVSキャプテン・アメリカをトニーVSスティーブ(キャプテン・アメリカの実体)を言い換えても大丈夫だけれど、バットマンVSスーパーマンは、決してブルースVSクラーク(スーパーマンの普通人としてのアイデンティティ)では、ない。この違いです。

今回の映画『ジャスティス・リーグ』は強面超人であるハズのバットマンが、人間っぽい面を見せてそこが面白いのです。
映画『ワンダーウーマン』でも伝説の女戦士で半神のワンダーウーマンが、普通の女の子みたいにアイスクリームを喜ぶシーンが微笑ましかったですよね。

そしてもう一つ、この本を通じて思ったのはDCは本当に早くからコミックの枠を超えてあらゆるメディアに活躍の場を展開していたことです。スーパーマンは世界最初のスーパーヒーローコミックですが、同時にスーパーヒーローTVドラマの元祖でもあり、スーパーヒーロー映画のお手本だったことがわかります。
DCのこうした魅力にハマる一冊です。個人的に好きなページはコスプレイヤーたちの集合写真。”読む・見る・買う”だけではなく、こういう楽しみ方・付き合い方、そして愛し方があるんだなと改めて思いました!

★すぴからお知らせ:
12月1-3日の東京コミコンに参加しております。
12月1日(金)の15時40分から
12月3日(日)の11時からのステージに登壇しますので、
ぜひぜひ遊びにきてください!
http://tokyocomiccon.jp/stage.html

(文/杉山すぴ豊)

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