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伝説の美少女まんが家「内山亜紀」、悲願の原画集出版に向けクラウドファンディング

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伝説の美少女まんが家「内山亜紀」、悲願の原画集出版に向けクラウドファンディング

 1970年代末〜80年代にかけて、『あんどろトリオ』(『週刊少年チャンピオン』連載)や各種の美少女まんがで知られた内山亜紀さん。それまでなかった斬新な作風は衝撃を与え、当時同じ週刊少年チャンピオンで連載していた手塚治虫も嫉妬したといいます。2000年代はじめを最後に新たな作品の発表が途絶えていましたが、今、原画集出版の計画が進んでおり、資金をクラウドファンディングで募集しています。

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 内山亜紀さんの作品、特に独特の質感を持つ描線は、いわゆる「ぷに」のはしりとも言われるもの。また、一時期は「オムツを描かせたら日本一」という評価もなされ、この時代を生きたまんがファンにとっては忘れられない作家のひとりでしょう。

 2000年代以降、作品発表が少なくなり、幻のまんが家という感じになっていましたが、その陰には実母の介護がありました。かつて内山さんの実家はとんかつ店を営んでいましたが、お父さんの死去により閉店。その後もお母さんはご存命ですが、現在寝たきりの状態になっており、独身の内山亜紀さんが介護に当たっているとのことです。

 介護の合間、お母さんが入院する病室で何の気なしに内山さんがイラストを描いていたところ、お母さんの容体に変化が。お母さんのポジティブな反応に「母は自分の創作を待っていたのでは」と感じた内山さんは、少しずつイラストを描きためていきます。

 そうした中、創作再開の第一歩として原画展を開催。多くのファンが訪れ、「ぜひ原画集を出版してください」という声をかけてくれたといいます。内山さんはファンのため、そして何よりお母さんのために原画集出版を決意。そんな矢先、内山さんを病魔が襲います。脳梗塞でした。

 内山さんが脳梗塞で入院したという知らせを受けて、大学時代のサークル仲間で広告企画制作会社を運営する古里幸義さんが立ち上がります。古里さんは内山さんの原画展開催を持ちかけ、会場を提供した人物でもありました。原画展に来場した方の中に、原画展出版に関し「お役に立ててください」と現金を差し出す姿も目にしていたため、クラウドファンディングでファンの願いを実現しよう……という企画を思いついたといいます。

 幸いにも、内山さんは命に別状ありませんでした。そして、お母さんは95歳を迎えます。『内山亜紀原画集出版計画』のクラウドファンディングはすでに始まっており、2017年12月18日が終了日となっていますが、2017年11月27日現在の達成率は51%となっており、まだまだ遠い道のりです。はたして原画集は実現するのか、気になるところです。

(咲村珠樹)

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