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EV時代が来る前に聴いておきたい「ベルリン・フィルのフォルティッシモ」ことゴルフ R32の美快音!

▲いつまでそれを楽しめるかわからない時代だからこそ、「名機」と称されるディープなガソリンエンジンを今のうちに堪能しておきたい。例えばそれは、フォルクスワーゲン ゴルフ R32が搭載した3.2L自然吸気V6だ

▲いつまでそれを楽しめるかわからない時代だからこそ、「名機」と称されるディープなガソリンエンジンを今のうちに堪能しておきたい。例えばそれは、フォルクスワーゲン ゴルフ R32が搭載した3.2L自然吸気V6だ

自動運転EVの時代が近いからからこそ「名作エンジン」が欲しい

自動車の世界は今、2020年とその先の社会に向けて「電動化」と「自動運転化」の道をフルスロットルで突っ走っている。その巨大な波にはもはや抗いようがない。

古典的な自動車愛好家である筆者も10年か15年後ぐらいにはタマゴみたいな形の自動運転EVか燃料電池車に乗り、高速道路の自動走行レーンをのんびり進んでいることだろう。

だがそれはそれとして、今のうちにぜひやっておかないと自動車愛好家としての魂が成仏できないよ! という行動がひとつある。

それは「名機と呼ばれたガソリンエンジンを存分に味わう」ということだ。

や、別にガソリンじゃなくディーゼルでもいいのだが、「名機」と呼ばれるのは大半がガソリンエンジンであるゆえのガソリン推しである。

で、多少燃費は悪いのかもしれない。排ガスも、今現在の基準で見れば濃いのだろう。だがそれでも、社会が許してくれている今のうちに、世界的な名作ガソリンエンジンにて己の魂を燃焼および昇華させたいのだ。誰が何と言おうとも。

人間の心を根源から揺さぶってやまない名作エンジン。それは数多く存在するはずだが、その中のひとつが、フォルクスワーゲン ゴルフ R32が積んでいた3.2L自然吸気の狭角V6ユニットである。

▲ゴルフ4(1998~2004年)とゴルフ5(2004~2009年)の時代に登場した、3.2L自然吸気V6搭載の超ハイパフォーマンスグレード「R32」。写真はゴルフ4のR32

▲ゴルフ4(1998~2004年)とゴルフ5(2004~2009年)の時代に登場した、3.2L自然吸気V6搭載の超ハイパフォーマンスグレード「R32」。写真はゴルフ4のR32

ダウンサイジングターボでは味わうことができない何か

詳しい方には今さらな話だろうがフォルクスワーゲン ゴルフ R32とは、ゴルフ4の時代に限定車として登場し、その後のゴルフ5ではカタログモデルに昇格した「スーパーゴルフ」だ。

ゴルフのコンパクトなボディに、当時のフラッグシップだった「フェートン」と同じ狭角バンクの3.2L V6を搭載。

トランスミッションは6MTで(※ゴルフ5のR32はセミATのDSGも用意)、駆動方式はハルデックスカップリングを用いたフルタイム4WDの「4MOTION」。

そして足回りやエクステリア、インテリアにもそれ相応の改変が加えられた、まさにスーパーなゴルフだったのだ。

……と力説しても、半信半疑な方もおられよう。

「その後のゴルフRの方が性能は上じゃない?」とか、「しょせんゴルフ4のR32で最高出力241psだし、ゴルフ5のR32でも250ps。今の時代なら、それ以上の数値出してるCセグ用エンジンなんてたくさんあるんですけど?」などと。

それは確かにそのとおりだ。

だがしかし、そうおっしゃる方も一度R32に乗ってみればすぐにわかるはず。「なるほど、ダウンサイジングコンセプトが流行る前の大排気量・自然吸気エンジンならではの魅力ってやつか!」と。

▲こちらはゴルフ4のR32。03年1月に3ドア版が300台限定で販売され、同年5月には5ドア版200台が追加導入された。新車時価格は3ドア版が395万円で、5ドア版が405万円

▲こちらはゴルフ4のR32。03年1月に3ドア版が300台限定で販売され、同年5月には5ドア版200台が追加導入された。新車時価格は3ドア版が395万円で、5ドア版が405万円

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