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現役早大生アナウンサー・佐々木一真「今できることをして1歩でも半歩でも進んでいけば、夢は掴める」

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現役早大アナウンサー・佐々木一真 現役早大アナウンサー・佐々木一真

インターネット放送局・占いTVで放送している『ピタットTV』で、「ハッピー予報」を担当している“靴下王子”こと佐々木一真くん。19歳の現役早大生にしてアナウンサーとして活躍している彼に、夢を掴むきっかけや目標を達成するために努力してきたこと、仕事と学業の両立などについて、聞いてきました。

 

復興の光景を見て「国内外で起きていることを伝えられる仕事がやりたい」と思って

現役早大生アナウンサー・佐々木一真スタジオが土足厳禁と勘違いし、靴を履かずに『ピタットTV』に出演したことから“靴下王子”と呼ばれるようになった佐々木くん

――今年の7月から『ピタットTV』が始まりましたが、実際にアナウンサーとして出演していかがですか?

月曜から土曜まで、週6日出させていただいているのですが、芸人さんやアナウンサーの方と仕事をする中で、一番勉強になったのは“周りの方への気遣い”です。芸人さんがボケた時に、ちゃんと拾い上げたり、掛け合いの大切さを感じていますね。アナウンサーってただ原稿を読むだけじゃなくて、共演者への気遣いも大事なんだなって学んでいます。

――放送が始まって数カ月が経ち、成長したと思う部分はありますか?

毎日一人で反省会をするんですが、芸人さんのボケにうまく返せなかった時は、先輩アナウンサーのラジオを聞いたり、自発的にいろんな媒体に触れるようになりました。

 

現役早大生アナウンサー・佐々木一真「視聴者の方からいただく『毎日ピタットTVを見て寝るのが日課になってます』ってメッセージが励みになっています」

――佐々木くんは小6の時にオーディションに合格して、中学生の頃から芸能活動を行っていましたが、アナウンサーを目指そうと思い始めたきっかけは?

2回、転機がありました。1回目は、中学3年生で大河ドラマに出演した時です。ロケで東北に行ったのですが、当時は東日本大震災から1年くらい経った頃で、まだ復興途中だったんです。その光景を見た時に「国内外で起きていることを伝えられる仕事がやりたいな」って漠然と思って、メディアに目が向きました。2回目が、高校2年生で『ピチレモン』という雑誌のイベントMCを務めた時に、言葉の発し方一つでお客さんの受け取り方が全然違うことを体感したんです。そこで報道と言葉が合体して、アナウンサーという夢ができました。

――そこからはブレずに、アナウンサーという夢を追いかけてきたんですね。

それまでは何気なく見たドラマの登場人物に影響されることが多くて、いろんな仕事に興味があったんですけど、そこからはブレていないですね。

 

目標に対して、1歩でも半歩でも近付けるように“努力”を意識

現役早大アナウンサー・佐々木一真

――アナウンサーを目指すに当たって、始めたことはあったんですか?

早稲田大学がもっともアナウンサーを輩出している大学で、学内にアナウンス研究会というサークルがあることを知りました。だから、入るためにはまず入試に合格しないといけないと思って、勉強する覚悟を決めました。

――もともと成績はよかったんですか?

それが悪かったんですよ。中高一貫の学校に通っていたこともあって、あまり勉強をしていなくて(苦笑)。その時は早稲田のレベルが高いことも知らなかったので、担任との面談で「早稲田に行きたいです」って言ったら、笑われたんです(笑)。その反応が悔しくて、絶対に受かるために平日は学校から帰って7~8時間、休日は20時間は勉強しましたね。

――毎日7~8時間って、怠けたくなったりしませんでしたか?

どうしても早稲田に行きたい気持ちがあったので、モチベーションが下がることはなかったですね。今年の春、ネパールに行った時にホストファザーが「トレッキングをやめられないんだ」って話していたんですよ。「きついし、つまんないでしょ?」って聞いたら、「確かにつまんないけど、少しでも上に登ったら、頂上に近づいてるってことなんだよね」って言っていて、その通りだなって思ったんです。目標に向けて少しでも動けば、実現に近づいている。大学受験も同じだったし、アナウンサーという目標に対しても、1歩でも半歩でも進めるように意識しています。

――高校時代は、その甲斐あって全国模試7位まで上り詰めたんですね。

入試科目の国語、英語、社会の3つは、誰にも負けないようにしようと思っていました。努力すると自信にもつながるし、受験での成功経験もあって、アナウンサーという目標に向けても、自信をつけるために努力しようって思えています。毎日発声練習をしたり、各局の報道番組を見比べて違いを知ったり、努力は怠らないようになりました。

 

現役早大アナウンサー・佐々木一真目標を達成するために必要なものを“諦めの悪さ”。「早稲田を諦めていたら、今はないと思うんですよね」

 

“人とのつながり”と“積極的な姿勢”がチャンスを引き寄せる

現役早大生アナウンサー・佐々木一真

――現在は『ピタットTV』に出演していますが、そもそもアナウンサーになったきっかけは?

大学に入学してから、TBSのアナウンススクールに通い始めたんです。発音や発声などの基本的な授業を受けていたんですが、通っている僕の姿を見て、今所属している事務所の方が「10代の男性アナウンサーは他にいないから、新しいことができるかもしれない」って声をかけてくれたんです。2017年の年明けに、事務所に入りました。

――では、『ピタットTV』への出演が決まったのは?

番組のプロデューサーの方から事務所に「占いをコンセプトにした番組を立ち上げたい」ってお話をいただいたんです。僕も占いに興味があったので、詳しい話を聞いていたら、「ぜひ出てみないか」って言っていただいたんです。きっかけは、本当にひょんなことですね。人とのつながりも大切だと思うし、自分がやれることを積極的にすることも、チャンスを引き寄せることにつながると思います。

――実際にアナウンサー事務所に所属して、番組に出ている今の心境は?

事務所の先輩は局アナ経験者の方ばかりなので、僕が入らせてもらったことが恐れ多いですね。先輩アナウンサーの皆さんの姿を見ながら、いろいろなスキルを吸収していきたいです。

 

現役早大アナウンサー・佐々木一真ボーっと過ごすことが苦手で、家にいる時も報道番組をリアルタイムで見比べて、テレビ局ごとの特色を研究しているそう

――現在は大学に通いながら仕事していますが、両立のコツはありますか?

大学では自主的に学習することが重要だと思うので、時間ができたら学校の図書館に行って、学習意欲をかきたてるようにしています。僕は法学部なのですが、周りが判例を読んでいると「僕も読まなきゃ」って気持ちになるんですよね。勉強なら図書館、仕事なら職場とか、環境に身を置いてモードを切り替えることが両立のコツというか、僕が意識しているところかもしれないです。

 

ローカルな目線を持ったアナウンサーになりたい

現役早大アナウンサー・佐々木一真

――早稲田大学に入学して、念願のアナウンス研究会には入ったんですか?

はい、所属しています。テレビ番組のMCの練習や野球実況を行うんですよ。僕も、六大学野球の実況を担当させてもらいました。サークルは他に2つ入っていて、1つがラオス学校建設プロジェクト。早稲田大学が2009年にラオスに建てた小学校に、授業をしに行くボランティアサークルです。もう1つは、パントマイムの―サークル。アナウンサーと対極にある言葉を使わない大道芸ですが、海外に行った時にノンバーバルなものがいかに重要か知ったので、今年入りました。

――ボランティアや海外に興味を持ったのは、きっかけがあるんですか?

原点は、東日本大震災の現場を直に見た経験ですね。テレビやネットで情報が簡単に手に入る時代だからこそ、直接見ることが大事だと思うんです。住んでいる方の生活を見て、その場の空気を感じると、情報の受け取り方も変わるんですよね。海外のことも、ローカル目線で見たくなりました。ボランティアだとその土地に密着した見方ができるので、興味が湧いて、大学生活はローカル目線で海外を見る4年間にしようと決めました。

――これまではどんなところに行ったんですか?

1年の冬休みにラオスに行って、春休みにネパールで震災復興の様子を見てきました。今年の夏休みにフィンランドとエストニアに行って、冬にまたラオスに行きます。ネパールは水不足の国なので、シャワーも滅多に浴びられないんですよ。だから、日本に帰る時は「海外はもういいかな」って思うんですけど、日本に2カ月くらいいると「物足りないな」って思っちゃうんですよね(笑)。

 

現役早大アナウンサー・佐々木一真ネパールに行った時の写真。「海外には1人で行きます。ノープランで、宿も現地でとったりしますね」

――現場を見るという経験を積んだ上で、どんなアナウンサーになりたいですか?

アナウンサーになってからも、現場を直接見て、何が起きているか知ることにはこだわっていきたいです。与えられた原稿を読むだけじゃなくて、現地の人に話を聞いて、ローカルな目線を持ったアナウンサーになりたいと思っています。

――最後に、同世代の学生に向けてメッセージを。

今は夢がない若者が増えているとよく聞きますが、まずはいろんな分野に手を出してみると、面白いと思えることがあると思います。夢を持てたら、ネパールのホストファザーが言っていたように、1歩でも半歩でも進んでみる。偉そうなことはいえないですけど、やりたいことは全部やるパワフルさを持てると、いいんじゃないかなって思います!

 

まとめ

現役早大生アナウンサー・佐々木一真

19歳とは思えないしっかりした語り口で、過去から未来のことまで話してくれた佐々木一真くん。真っすぐな瞳には、「世界を飛び回るアナウンサーになるのだろう」と感じさせる説得力がありました。自由に時間を使える大学生の間にできる限りの経験を積もうと、能動的に動いているからでしょう。「やりたいことは全部やる」「目標に向かって努力する」この2つが、目標を実現する秘訣といえそうです。

  ■Profile

佐々木一真(ささきかずま)

1997年11月23日、大分県生まれ。現在は早稲田大学法学部に在籍。2009年にブルークロススーパーボーイオーディションで最優秀グランプリを受賞し、2012年から2015年まで雑誌『ピチレモン』専属モデルを務める。2017年7月から『ピタットTV』(占いTV)出演中。

◆Official Twitter:@kazuma_sasaki__(https://twitter.com/kazuma_sasaki__)

 

取材・構成・文:有竹亮介(verb)

撮影:森カズシゲ

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