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吉田兄弟「ストップモーションという手法は三味線を描くにはぴったり」、映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』インタビューが到着

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吉田兄弟「ストップモーションという手法は三味線を描くにはぴったり」、映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』インタビューが到着

 11月18日より公開される映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』で日本語吹替え版の主題歌を担当した吉田兄弟のオフィシャルインタビューが到着した。

吉田兄弟 インタビュー写真(全4枚)

 『ティム・バートンのコープスブライド』や『コララインとボタンの魔女』などで知られるスタジオライカによる最新ストップモーション・アニメ作品。2016年にアメリカで公開された本作。主題歌はビートルズ「While My Guitar Gently Weeps」のカヴァーで、映画の舞台が日本だということと、スタジオライカの「吉田兄弟とタッグを組みたい」というラブコールによってコラボレーションが実現したという。今回は吉田兄弟の2人に映画の感想やレコーディングの様子について話を訊いた。 

–本作『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の感想を教えてください。

健一:まずは映像の美しさを感じました。制作側が美しいと思った日本の情景を、そのまま映像として描いていただいているんだなと思いましたし、すごく感動しました。三味線って質感がすごく大事なので、ストップモーションという手法は三味線を描くにはぴったりだったんだなとも思いましたね。

良一郎:三味線奏者としては、三味線を持った主人公が出てきてくれた事に「ありがとう!」という気持ちになったのが正直な所です。嬉しかったですね。ストップモーションという方法でかなり細かい質感を表現されてり、研究され尽くした“日本“が描かれていて感動しました。津軽三味線って、「一の弦が父の音色・真ん中の弦が母の音色」と言われることもあって、物語と三味線がきちんとリンクしている部分にも驚きました。

–本作では海外作品であるにもかかわらず、“日本文化”が大きなテーマとなっています。実際に、三味線を使って海外に日本文化を発信しているお二人からみて、いかがでしたか?

健一:半分残念(笑)。日本人である僕たちが、かっこいいと思う日本を外に出すのが正しいやり方だと思うんです。先にやられたという気がしちゃいましたね。ただ、今回、楽曲提供という形で、こうやって自分たちが携わることができて本当によかったと思いますし、制作スタッフの方々にも納得していただける形で曲をアレンジすることができて嬉しく感じました。

良一郎:海外からみた日本の魅力をぐっと入れ込んでくれていますよね。外から観る日本の魅力ってこういう所なんだな、と改めて感じました。映画を通して、観客の皆さんにも改めて日本の魅力を感じて欲しいです。

–楽曲提供のオファーを受けた時の心境は?

健一:まずは、ライカさんから吉田兄弟と言ってもらえて非常に嬉しかった。誰もが知っているビートルズの曲、「WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS」ですから、もし、「音楽だけを聞いた」という方がいた時に、彼らにも納得してもらえるものにしないと、というのは非常に強く感じていました。実際、かなり細かく考えてアレンジさせていただいています。ビートルズファンを敵には回せないから(笑)。

良一郎:元々の曲を聞いた時、津軽三味線ならではの表現ができるんじゃないかという思いがありました。力強さだったり、最後駆け上がっていく曲調だったり。そういった、“津軽三味線の良さ”を落とし込んで、最後までしっかり弾きあげたいと思っていたかな。

–実際のレコーディングはいかがでしたか?

健一:元々の曲はメロディアスな印象が強かったので、力強さを表現しつつ他の楽器とのバランスをみて“リズム”を出していきたいと思っていました。そこに関しては、全員で共有して相談しながら進めていましたね。ビートルズの曲って、「マイナー」から「メジャー」、「メジャー」から「マイナー」という作りが多いんですが、実は三味線ってメジャー音階が不得手だったりするんです。なので、それをどう表現しようかな、と。バチの弾き方にまで細かくこだわって、2人で話し合いながらレコーディングしました。かなり意識しましたね。

–これから映画を観ることになる方々へ、メッセージをお願いします。

健一:古き良き日本の描写が素晴らしい映画。それぞれが感じる日本の良さを見つけて欲しいと思います。独特だけど、温かいぬくもりを感じる世界観が終始感じられる作品ですし、そこに負けないように三味線も頑張りました(笑)。家族や勇気、人の生き様みたいな力強さが描かれていますが、三味線でもそれが表現できたかなと思います。最後にはそこも楽しんでもらえたらうれしいです。

良一郎:とにかく三味線をみて欲しい(笑)。日本の文化って、自分たちが思っている以上に海外から注目を浴びていることもあると思います。日本人が知らない日本の良さを、この作品を通して改めて感じてもらいたいと思います。あとは、タイトルの“二本の弦の秘密”という部分にも注目して欲しいですね。三味線って弦は二本じゃなくて、三本。どれくらいの人がそこに気づくのかな(笑)

◎公開情報
『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』
2017年11月18日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督:トラヴィス・ナイト
声の出演:アート・パーキンソン、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、ルーニー・マーラ、レイフ・ファインズ
配給:ギャガ
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