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明け方4時に陣痛開始…。タクシーがつかまらず始発電車に乗り込むも、改札口で生まれるかもー!

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長男は難産でしたが、三男は超スピード出産でした。長男の時は予定日を10日過ぎても生まれなかったので、その時の教訓を活かし、安定期に入ってからは積極的に動くようにしていました。

なるべく、階段を使うようにしたり、間食を避けるようにして体重増加を気を付けていたのです。さらに、散歩も朝晩出来るだけ出かけるようにしました。お花見の時期などは、夜桜を観に歩いて行ったりしました。満開の桜の下で、お腹に話しかけていた記憶があります。

そして、長男や次男とも積極的に遊ぶようにしていたので、公園で野球の軽いバッティングや近くの川へ魚釣りへも行っていました。動き過ぎてしまってお腹が張った時は、すぐに休憩をはさみ、お腹の息子に柔らかくなるようにと話しかけていました。

このように私が積極的に動くようにしていたのは、出産まで長く陣痛に苦しんだ結果「お産は体力勝負」だと実感したからです。妊娠後期に入っても体力作りは欠かさず行っていました。

毎日階段の雑巾がけを行い、スーパーへは歩いて行くようにしていました。

そしてお産の日は、何の前触れもなくやって来たのです。その日は午前中に健診があり、「子宮口はしっかりと塞がっている」と助産師さんに言われました。「この調子だと、まだお産は来週ぐらいになるかな」とのこと。私も、お産の前触れなどが一切なかったため、まだ入院準備もそこそこの状態でした。

その夜、主人と些細なことで軽い口喧嘩になったのを覚えています。いつもなら、就寝前に主人がお腹の赤ちゃんに話しかけるのが日課になっていましたが、その時はお互い背中を向けて部屋の電気を消しました。

しばらくしてから、お腹が張り出しました。いつもなら、深呼吸をしてから柔らかくなるように話しかけると、すぐに落ち着きつくのですが、その時は全く張りがおさまりませんでした。

違和感を覚え、トイレに行ってみると、何とおしるしが出ていたのです!その瞬間、頭が真っ白になったのを覚えています。まだ、入院準備もできていない状態だというのに、お産が開始してしまったのです。慌てて、主人を起こしました。

先程まで口喧嘩をしていたことなどすっかりお互いに忘れてしまい、主人も「えっ!?間違いないの?」と何度も聞き返してきました。しかも、運が悪い事にその日は車が故障して修理中だったため、タクシーを使うしかありませんでした。さらに、今まではお産タクシーを事前に予約していましたが、まだ1週間もあると思っており予約をしていなかったのです。

その時の時間は明け方の4時。タクシーがつかまる訳もなく、入院準備を慌ててしている内に陣痛がやって来てしまったのです。測ってみると陣痛の期間が10分を切っていたのです!

慌てて病院に電話をし、タクシーを諦めて始発の電車で行こうということになりました。しかし、自宅から駅までは約7分ほどあります。靄の中で、荷物を主人が持ち、私は陣痛が来ていない間に出来るだけ早歩きで駅に向かいました。そして、陣痛が始まると立ち止まり、必至に地面を見つめながら、いきみ逃しをしていたのです。

まるで、「だるまさんが転んだ」をしているかのように、陣痛が始まるとピタリと立ち止まり、終わると急いで歩き出すといった具合で駅まで向かったのを覚えています。今思い返せば、何て無謀なことをしたのだろうと反省しています。

ようやく駅まで着き、始発の電車を待ちました。約10分間ほどしか待っていませんでしたが、永遠にも思えるほど長く感じました。長椅子に寝転がり、陣痛が来ると周りも気にせず、「ふーふー」とうなり声を上げる私。幸いにも、人が少ない時間帯で本当に良かったと思っています。そしてやっとの思いで、病院がある駅に到着しました。しかし、何と下りのエスカレーターがなく、階段で降りなければいけなかったのです。

その時には、もう間隔が5分を切っていたように思います。私は痛さよりも、このまま駅の改札付近で出産をしてしまったらどうしようとばかり思っていました。きっと、翌日のニュースにも取り挙げられてしまうのだろうなとも。ですがなんとか、院内助産がある病棟まで到着することが出来ました。

案内された部屋は、陣痛室と分娩室がひとつになっている部屋で、布団が敷いてありそのまま出産もできるシステムになっていました。内診を急いで行うと、なんと7センチも子宮口が開いていたのです。駅まで歩いたことで、重力で赤ちゃんが降りたようでした。

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