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出血、不安…そして初めての胎動で母になる自覚が!

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これは妊娠17週目、5ヶ月に入りしばらく経った頃の出来事です。

5ヶ月と言えば安定期に入っているはずなのに私の場合はなかなか悪阻が治まらず、その晩は吐き気に加えて下腹部の痛みも感じていました。

しかし初産ということもあってどの程度の痛みがあれば危険なのかもよく分からず、我慢出来ない痛みではないと安易に捉えていたのですが…。

「え…?!」

気付いたときには、滴る鮮血。

しばらく様子を見ていましたが痛みはどんどん強くなっていき、掛かりつけの病院に電話をすると翌日朝一番で通院することを勧められました。

しかし私は働いており、翌日も8:00から出勤予定。夜中では上司への連絡も出来ず、大きな不安を抱えたまま結局仕事へと向かいました。

「赤ちゃんごめんね…もう少しだからね…」 関連記事:妊娠時の仕事は無理は禁物

ズキズキと痛むお腹をさすりながら、笑顔でお客様に応対。

それはほんの僅かな時間でしたが、その数時間で赤ちゃんにもしものことがあったらと気持ちがざわついて落ち着きません。

でも一方では、「そんなに悪いことが起きるはずない、まだ自分は動けるはずだ」と言い聞かせたい気持ちも持っていました。

「すぐに病院に行きなさい!赤ちゃんを守ってあげられるのは、母親のあなただけなのよ!」

それを叱咤してくれたのは他でもない上司です。

報告をしてすぐに上司はそう言って早退を促してくれ、仕事仲間も口を揃えて「行っておいで!」「焦らないで!」と怒るどころか励ましの言葉…。私は何度も頭を下げながら急いで病院へと向かいました。

病院へは30分ほどで着きましたが、待っている間も落ち着かなくてお腹を撫でつつ一人でそわそわ。早く順番が来ることを祈ったり、でも緊急で通されないから平気なはずだと自分に暗示をかけてみたり。診察室に通された時は、いつも恥ずかしいと思いつつ乗る診療台にも飛び乗る勢いで診てもらいました。

本当に赤ちゃんは無事なのか、心臓はちゃんと動いているのか。恐る恐る画面を見ると、お腹の我が子はーーー。

『大丈夫だよ』

そう言わんばかりに小さな手をぺたぺたと画面に押し付けてくれていました。

それを見たら無理をしようとしてしまった自分がとても未熟に思えて、赤ちゃんへの罪悪感と、快く送り出してくれた仲間への感謝で思わず涙が…。

「大丈夫ですね。元気に動いてるの見えますか?」

「は、はい!はいっ!」

先生の言葉にも息を詰まらせながら答えます。

その間も赤ちゃんは手足をぱたぱたと動かしていて、あのまま無理をしていたらこの命が失われる恐れがあったのかと思うと、今更恐怖心も湧いてきました。

「ごめん。ごめんね。本当にごめんね」

心の中で繰り返しながら、こんな自分が本当にママになれるのだろうかと不安を感じ始めていたそのときです。

…ぽこん。

小さくお腹が動きました。

それは本当に些細な動きで、勘違いかとも思えるような微力な振動ではありましたが、お腹の中の子が初めて私に伝えてくれた待望の胎動というものでした。

初めての妊娠は不安です。

分からないことばかりがあって、ちょっとの不調でも心配になります。

だけどそれを周囲に伝えず、無理をしようとしてしまうことも時にはあるかもしれません。

でも、自分が我が子を想うように、赤ちゃんもママを想っているし、こうして心配してくれている。

悪阻がつらくて憂鬱になったり、家事も手付かずな日が増えてきたり…。

それでも赤ちゃんは、「あなたがママだよ」と小さな力を振り絞って胎動を伝えてくれている。

そう思ったら溢れ出る涙はいつの間にか、嬉し涙に変わっていました。 関連記事:初めての胎動は不思議な感覚。お腹の中からママにエールを送ってくれる

ちなみに検査の結果は何事もなく、数日安静にしていたら出血も痛みも治まりました。もしかしたら子どもが動き始めたことで、身体に変化が起きたのかもしれません。

写真については…本当は手をぺたぺたしているときのものが欲しかったのですが、その後その手をグーにして眺めているときの様子が写っていました(笑)

でも初・胎動の記念写真なので、お気に入りの一枚です。

そんな私も現在妊娠7ヶ月。

あの日からどんどん強くなっている我が子の胎動を感じつつ、この子に会える日のことを主人と楽しみに待っています。

著者:ひな

第一子妊娠中。仕事もしている兼業主婦です。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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