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失われた3カ月~ネコのおやつ作りはできるのか?!~

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久々のコラムです。
その後プレハブはどうなったのか。
猫のおやつはどうなったのか。

報告しないまま夏が終わり、すっかり秋に。

肌寒くなりましたね。ニット帽かぶってみましたが…

なんとプレハブの改修に7月、8月、9月と3カ月を使ってしまいました。

猫のおやつ製造場所を作るため、中古のプレハブをわが町、矢井賀(やいか)へと運んで来たのはよいのですが、このプレハブを自分で修理しようと壁を剥がしてみて愕然。

壁の中がほとんど腐っている…。
屋根も穴が開き、外から見るよりもずっとずっと傷みが激しかったのです。

そして、腐っている所を全て解体すると、
骨組みと薄〜い壁だけが残りました。
屋根もダメ、床もダメ、なんなら扉も壊れています。

↑床もこの通り

「とんだ買い物をしたもんだ」
と通りすがりのおんちゃん(おじちゃん)に言われながらも、
もう運んでしまったのだから改修しないわけにはいかない。

近所のおんちゃんに手伝ってもらい、毎日、毎日、
炎天下の中の、プレハブの中の、地獄のような暑さの中で、
床を張り、壁を張り、屋根を張り、少しずつ少しずつ修繕していきました。

日々奪われていく体力と気力。
さらに修繕にかかる費用も日を追うごとにかさみ、毎月10万円の改修費がかかっていったのです。

特にお金がかかったのは、電気配線。
もともとついていた電気メーターも分電盤も、電気コードも、スイッチも、全て使い物にならず、ゼロから電気工事をすることに。地元の電気工事屋さんに安くお願いしたのですが、それでもトータル約9万円の工事になりました。

その他にも、水道、排水、換気、もちろん、調理する設備も必要で、お金に羽が生えているなんてもんじゃない。お金にジェットエンジン付いてるんかい!というくらいの勢いで出費が続きました。

そして、そんな運に見放されたような状況の時には、悪いことが続きに続きます。

夏の終わりごろです。
プレハブ修繕でヘトヘトになって家に帰り、ふらふらになってトイレに行ったときです。
嫌な音がしました。

スマホが、、、
スマホが、、、

注)ここから先は、食事中の方はご遠慮ください。

ズボンの後ろのポケットに入れていたスマホがトイレに落ちていったのです。

「あー、あるよね、あるある」

とお思いの、そこのあなた。
あなたのお家のトイレはどんなトイレですか?

何を隠そう、うちのトイレは「汲み取り式」です。
そうです、「ぼっとん便所」なのです。

ぼっとんに 没トン してしまったスマホについての詳細は、衛生面に配慮し割愛。
結局、新しいスマホに取り換えることになり、
運はないけど、「ウン」はついたね!なんて冗談も言えないくらい肩を落としておりました。

そんなスマホぼっとん事件から10日ほどしかたっていないある日。
今度は自宅で転倒し、その衝撃でiPadがボロボロに。

そんなことってあるんでしょうか?

そして、最後のとどめです。
9月に入り、忙しさに拍車がかかってきたころ、
数年間ひいたことがなかった風邪をひき、こじらせ、発熱。
夏の疲れが一気に出てしまったようで、ほぼ1カ月間、咳とだるさに悩まされ続けました。

夏にはプレハブが完成し、試作品を作り始めますと話していたので、
そんな約束も破ってしまうことになりました。

体力を失い、時間を失い、金銭を失い、信頼までも失ったような気がしていました。

もう、プレハブ完成も無理ではないか…。
猫のおやつ作りは本当に始められるのだろうか…。

焦れば焦るほど空回りし、前に進めていないことが悔しく
ついに風邪で声が出なくなったときには、意図せず涙が止まらなくなりました。

高知に来てから最も弱気になった3カ月間でした。

そんな調子の悪い時に支えてくれたのは、
いつも私の失敗を笑い飛ばし、助けてくれる友人たち。
どんなことがあっても味方になってくれる旦那さん。
そして、いつでもあったかい矢井賀の元気なおんちゃん、おばちゃんたちでした。

プレハブの横を通るたびに声を掛けてくれるおんちゃんたち。
あいちゃんもおいでー!とお茶の時間に呼んでくれるおばちゃんたち。

プレハブに立ち寄ってくれたおんちゃん。いい笑顔。

そんな皆さんのおかげで、10月になるころにはやっと体力と気力を取り戻しました。

失うことの多かった3カ月に思われましたが、振り返ってみれば、得るものも多かった。

9月の中ごろから伊勢海老漁が解禁になり、矢井賀の漁師さんたちも海に網を下します。
実は、そのイセエビの網によくかかる魚が猫達の大好物なんです。

猫たちの大好物「タカノハダイ」

夏前には、「矢井賀で魚は獲れない!」と言われることもありましたが、
夏を超えてみると、プレハブの横をとおる漁師さんが、

「魚があがってるぞ!!はよ、猫のおやつ作らんか!」
と言ってもらえるようになりました。

さらに、プレハブ改修を手伝ってくれたおんちゃんも、
酷暑の中、仕事の合間にたくさんの時間を割いてくれました。
その上、完成したらお祝いだ!とまで言ってくれるのです。

なんでも自分で作れてしまうスーパーおんちゃんは照れ屋です

そして、ついに、やっと、プレハブが完成(正確には外装はまだですが)。

中に設備を搬入し、狭いながらも、まずは、ここからスタートです!!

そして、このころ、実は、素敵で不思議な訪問者が我が家にやってきました。
それは、何度もコラムに登場している、ご近所の猫の「イルカさん」。

次回は「イルカさん」との不思議な1あk月について書いてみようと思います。

 

このコラムのアーカイブ記事はこちらから→ 著者:猫好き地域おこし協力隊 井川愛

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