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VOL38. 松本卓也監督×梅村結衣さん×勝俣州和さん×雛形あきこさん

VOL38. 松本卓也監督×梅村結衣さん×勝俣州和さん×雛形あきこさん

 シネマート新宿でレイトショー上映中の映画『ミス ムーンライト』。地元の観光PRビデオの平凡さに納得のいかなかった一人の女子高生が、新たな映像を撮影しようと決意! 総勢60人以上のキャストで贈る青春群像劇の本作は、コメディドラマとしては新しいPOV形式(一人称視点)で撮影されたことでも話題に。そんな本作の監督である松本卓也さん、出演されている梅村結衣さん、勝俣州和さん、雛形あきこさんにインタビュー!

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──脚本を読まれての第一印象はいかがでしたか?

梅村結衣さん(以下、敬称略):最初に台本を読んだ時は正直内容がよく分かりませんでした(笑)! 三つの物語があってそれが混ざりあっていたり、幽霊の世界観とかもあって文字だけの状態だと混乱していました。映像を観て初めて、自分の中で繋がった感じです!

勝俣州和さん(以下、敬称略):主人公の父親という役だったので、もうそんな年齢になったんだと、しみじみしました。

雛形あきこさん(以下、敬称略):変わった設定だけど、ちょっといい話。私は主人公のお母さん役でしたが、登場時間が短いなかでも娘への愛情を感じられる脚本だなと思いました。

Miss-Moonlight.Still165.jpg主演の梅村結衣さんと、主人公の母役の雛形あきこさん

──実際に完成した本作を鑑賞した時の感想をお聞かせください。

松本卓也監督(以下、敬称略):脚本制作時にガチャガチャと人物と物語をスクラップ&ビルドしていたので、完成したものを観て「思ったよりまとまっているじゃないか!」と自画自賛しつつ、撮影時の記憶も入り混じって感動しましたね。

雛形:脚本を読んだ時より、映像の方が何倍も膨らんだ印象でした。

梅村:すごいめちゃくちゃで、はちゃめちゃではあるんですが、そこにどこか優しさだったり、人と人との繋がりが描かれていて、今までにない映画だと思いました! 映像を見るまでどんな風になっているのかまったく想像つかなかったので、鑑賞した時はすごいわくわくして観ていました。

勝俣:監督の繊細さを感じましたね。

──演じた役柄と、ご自身との共通点があればお聞かせください。

勝俣:ポジティブで、日々楽しんで生きようという心です。

雛形:同じ思春期の娘を持つ母親として、どう娘の背中を押してあげられるか。それは、かなり重なる部分ではありました。

梅村:私が演じた樋口マキは、やると決めたら最後までやらないと気が済まない性格。そこは私も同じだなって思いました。私も一つのことにすごく集中しちゃうので。長所でも短所でもあるんですが…。

──新潟新発田市オールロケでの撮影はいかがでしたか? 印象に残ったエピソードなどあればお聞かせください。

松本:新発田市は、日本全国の多くの皆さまが自分の故郷と重ねることができるような「ザ・地方都市」だと思います。同市の隠れた名所の一つである桜並木が永遠に続く道では、一年で一瞬しかチャンスのないような、桜と親子のシーンが撮影できました。

雛形:桜が咲いていなかったら、どうしようかなと心配でしたが、綺麗に咲いていて本当に良かったです。

勝俣:泊りがけの撮影でしたが、夜になると真っ暗だったのが印象に残っています。自分としてはお化けが出そうで怖かった……!(笑)

梅村:新潟で約1ヶ月半の撮影だったんですが、やっぱり1番印象に残っているのは雪桜ですね。春の桜が咲く頃に雪が積もる景色は、初めて見ました! 新潟の方に聞いてもなかなかないとおっしゃっていたので、いい時期に撮影ができたなと思いました。寒かったんですが、それを忘れるくらいはしゃぎました(笑)。

Miss-Moonlight.Still017.jpg撮影時の松本卓也監督
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