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海外短波放送が定期的に周波数を変えている理由

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海外短波放送が定期的に周波数を変えている理由

相手国の全土に届くラジオ放送を行うには、より遠くまで飛ぶ電波に乗せなければなりません。そこで選ばれた電波が短波帯です。国境を越える海外の短波放送には、国内のAM/FMラジオ放送と違う面がいろいろとあります。とくに、海外短波放送は周波数が変わることが大きな特徴なのです。

短波放送は昼と夜で周波数を変える

海外短波放送の周波数帯は3000~30000kHz(3~30MHz)です。この周波数帯は昼夜を問わず、地球の上空を覆っている電離層(F層)に反射して、さらに地表で反射するため遠距離まで飛びます。この特性から、外国向けの国際放送に使用され続けています。

また、国内のラジオ放送局は周波数を変えませんが、短波放送局は周波数を変えながら放送しています。リスナーとしては面倒なシステムですが、ベストなコンディションで伝播するように周波数を変えているのです。

具体的には、冬季や夜間は低い周波数が良好に届き、夏季や昼間は高い周波数が良く飛ぶ傾向にあります。そのため昼と夜で周波数を変えるのはもちろん、春と秋という季節でも周波数が変わります。

短波放送のサイクルに合わせた変更

話が宇宙レベルになるのですが、短波帯を反射する電離層の密度は、太陽黒点の活動の影響を受けます。これは約11年周期で訪れる太陽活動周期「サイクル」のことで、太陽黒点の数が増える時期になると高い周波数が、少ない時期になると低い周波数が飛ぶようになります。

このため、サイクルに合わせた、長期的な周波数の変更も行われるのです。1日、季節、11年周期といったスパンの違いによって、海外短波放送は周波数が変わることが大きな特徴といえます。

ちなみに、日本の国内向け短波放送局はラジオNIKKEIのみ。千葉県の長柄送信所から日本全国に向けて放送しています(北海道の根室送信所は、首都圏の冬期受信状態などを改善する補助的な役割として存在)。

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