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夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

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夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

数年前、大学時代の友人が、仲間と一緒にキャンピングカーでアメリカを横断していた。その旅の様子がとても楽しそうで、自分もいつかやってみたいと思っていた。それが、今年実現した。

語学留学のためカリフォルニアを訪れていたぼくは、キャンピングカーをレンタルして3泊4日の旅をすることに決めた。旅の目的地は、以前から憧れていたアリゾナ州の聖地セドナだ。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

一緒にセドナへ行くメンバーを募集したところ、昨年東京で知り合ったロサンゼルス在住のアメリカ人のニャン、そしてシェアハウスの住人の友人である日本人のアキジとイタリア人のフランチェスカが参加してくれることになった。運転できるのはぼくとニャンの2人だけだったので、交代で運転することにした。

知り合って間もない外国人と一緒に旅行をするなんて、初めての体験だった。4日間生活を共にするだけに、チームの不調和は旅行そのものを台無しにしてしまう。

絶対に楽しい旅にしたかったので、ぼくは慣れない英語で「旅のしおり」のようなものを作って、メンバーと共有した。そのおかげで、早い段階からお互いに打ち解けることができたように思う。そして、いよいよ旅が始まった。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

【1日目】
ロサンゼルス〜インディオ

まずは初日の朝、キャンピングカーをレンタルできる会社「エルモンテRV」のロサンゼルス事務所を訪ねた。受付や映像説明の後、スタッフに案内され、いよいよキャンピングカーとご対面。

「でかっ!!」

夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。 キャンピングカーの大きさ、そして車内の広さ、設備の見事さに一同驚いた。4人しか乗らないのに、ベットが6つもあった。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

ボタンひとつで車は左右に広がるし、昼間テーブルとして使う場所はすぐベッドに切り替えることができ、トイレやシャワーがあり、そしてキッチンには冷蔵庫や電子レンジもある。

ホテルに泊まる必要はなく、ここに寝泊まりできるのだと思うと、本当にワクワクした。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

車を借りたら、まずはスーパーへ。4日分の食料と水を買い込むのだが、ここでリーダーシップを発揮してくれたのは、アキジだった。

「2人には運転してもらう分、料理は俺たちに任せて! 今夜は俺が牛丼を作るよ」

「じゃあ私は明日パスタを作るわ!」

とフランチェスカ。

メンバーが心配りを見せてくれ、いよいよチームらしくなってきた。単に目的地に行くことではなく、そこに着くまでに「共有する時間」こそが、キャンピングカー旅の醍醐味なんだなあと思った。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。 ところで、キャンピングカーの旅では、基本的に「RVパーク」と呼ばれる場所に泊まることになる。キャンピングカーのための駐車施設のようなところ。ここで電気や水を車内に供給する。また、車に溜まったキッチン、トイレ、シャワーなどの排水もここで行う。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

なんとアメリカにはRVパークが1万箇所以上存在していて、「RV parky」というアプリで近場のRVパークを簡単に見つけることができる。1週間単位、1ヶ月単位で借りている人も多く、アメリカのキャンピングカー文化の深さを感じた。本当に家の代わりにキャンピングカーを使っている人たちが多く存在する。

この日は旅の初日ということもあり、ロサンゼルスから3時間ほど走ったインディオという街のRVパークで休んだ。

【2日目】
インディオ〜セドナ

初日はアメリカ人のニャンに運転してもらったが、この日は早朝5時過ぎにRVパークを出発し、初めてぼくが運転した。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

長く重い車体なので、慣れるまでは慎重に走らせたが、信号のないフリーウェイに入るとむしろ楽チン。一定の速度で快適に運転できた。この日は東にまっすぐ進んでいたので、アメリカらしい荒野の中に正面から太陽が昇ってきて、それはそれは美しい風景だった。

午後、ようやくセドナに到着。巨大な岩山があちこちに現れ、迫力満点。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

セドナといっても、広い。セドナで何をするか、みんなで相談したが、フランチェスカが「絶対にハイキングをしたい」と譲らなかったので、男性陣はすぐに従った。彼女の機嫌を損ねるわけにはいかない。観光案内所でおすすめの場所を聞いて、ベルロックのトレイルコースを歩くことにした。

往復1時間半ほどで気軽に楽しめるコースだったが、岩山からの景色は圧巻。セドナを一望することができた。ありがとう、フランチェスカ。もうこれだけでセドナへ来た甲斐があったと思える景色だった。

【3日目】
セドナ〜インディオ

早朝、セドナ北部にあるスライドロックステートパークという自然の美しい場所に行き、1時間ばかり散策を楽しんだ。その後、再びロサンゼルス方面へ走り出した。

立ち寄りたかったのは、ミュージックビデオのロケ地として使用されたり、近年SNSなどでも話題になっている「サルベーション・マウンテン」という場所。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

なんでもレオナード・ナイトさんという方が、レンガ用の泥で30年の歳月を費やして丘に彩色したそう。「GOD IS LOVE」というメッセージを込めたアート作品になっている。

ここも写真映えして良かったが、しかしぼくがそれよりも興奮したのは、少し手前で遭遇した、名もなき砂漠だった。

「うわ、すごい! 車を止めよう!」

思わず叫んでしまった。

まさかカリフォルニア州に砂漠が存在するとは知らず、本当に驚き、思わず車を止めて、写真を撮った。ぼくにとって、人生初の砂漠なのだ。

興奮していたのは、ぼくだけではなかった。みんな砂漠ではしゃいだ。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

まさにこうした出来事が、キャンピングカー旅の楽しさだと思う。パッケージツアーや電車の旅では感じることのできない旅情がある。

【4日目】
インディオ〜ロサンゼルス

3日目の夜は、インディオ近くのフリーウェイ上のレストエリアで泊まっていた。日本で言えばトイレだけある高速道路のサービスエリアのようなところ。RVパークではないので電気と水を大量に使うことはできないが、一日くらいどうってことない。

4日目の朝、ロサンゼルスに向けて出発。朝11時までに返却するのがルールのため、早朝に出た。3時間ほど走り、無事ロサンゼルスに到着。4日間で走った距離は1,200kmを超えていた。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。

初めてのことだらけで最初は戸惑う部分もあったが、慣れたら快適そのもの。今回はようやく慣れてきた頃に旅が終了してしまったので、正直に言えば、もっと借りていたかった。

それに、4人の息が最高に合っていたタイミングだっただけに、残念だった。

「みんな、ありがとう。最高のメンバーだったよ」

とぼくが言うと、誰もが頷いてくれた。それぞれが自分の得意なことでチームに貢献した。誰かひとり欠けていたら、この旅は成り立たなかったと思う。 

「またこのメンバーで、キャンピングカーで旅したいね」 

「次回は1ヶ月かけて、アメリカ大陸を横断しよう」

「じゃあ今度はレンタルしなくて済むよう、俺が一台買っておくよ」

そんな冗談(?)を言い合って、ぼくらはまたそれぞれの日常に戻っていった。夢だった、キャンピングカーでアメリカを旅する楽しさ。Licensed material used with permission by 中村洋太,(Facebook),(Twitter),(Instagram)

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