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泣きやまない息子への温かい視線

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息子が生まれて10ヶ月が経ったとき、あるテーマパークにプチ旅行へ行きました。

テーマパークは自宅と同じ県内ですが、私の希望で、オフィシャルホテルに宿泊し、レストランやショーなども満喫できる1泊2日のプランを組みました。実は、半年前から予約をしていて、その日が来るのを1日、1日、心の中でカウントダウンしていました。

テーマパークやホテルでは、幼い息子にも感じるものはあるのか、笑顔と笑い声が絶えませんでした。息子のペースに合わせながら、キャラクターとの触れ合いやアトラクション、ショーをゆっくり楽しめ、大満足の2日間を過ごすことが出来ました。

しかし、自宅へ帰る途中に、もっと嬉しくなる、そして、思わず目頭がくなる出会いがありました。

当時は車を持っていなかったため、テーマパークへの往復は電車を利用しました。普段から息子を連れてバスや電車を利用することは度々ありましたが、何よりも周りの方の視線が気になっていました。

そのときも、できるだけ荷物を少なくするために宅配便を利用したり、抱っこ紐の中で寝かしつけてから電車に乗ったり、乗車してからは車内の隅に立つようにしたりと、居合わせた方の迷惑にならないように気を遣っていました。 関連記事:気合十分で挑んだ“初めての子連れ電車移動”! …道中出会ったのは素敵な人々でした♡ byゆむい

ところが、目的の駅まであと少しのところで、抱っこ紐の中でぐっすり眠っていたはずの息子が、ぐずりだしたのです。外の景色を見せたり、体を揺らしてみたり、ぬいぐるみを見せたりしても、息子の声は大きくなる一方です。主人と顔を見合わせ、途中下車しなくてはいけないかな、と思ったそのとき、ふと、私達を見つめる視線に気がつきました。

恐る恐る視線を移すと、温かく、そして少し寂しそうな目で息子を見つめる女性が、私達の近くにいらっしゃいました。

「お騒がせして、すみません」と声をかけると、「いいのよ!この泣き声、懐かしいなぁと思ってね」と。

そして、にこにこしながら「あっという間よ。こんなときは、本当にあっという間。すぐに大きくなっちゃうんだから。うちの子どもにも、こんな時があったなぁって。本当に、懐かしいわ。いいわね。これから楽しみだね」と、ぐずる息子と、必死にあやす私達に、優しい言葉を送ってくださいました。

その言葉に、私の目頭がじんわり熱くなるのを感じました。近くで賑やかにしていた若者グループにも、その女性の言葉が耳に入ったようで、息子を眺めながら笑顔を向けてくれました。 関連記事:世の中は子連れにこんなにも厳しいの!? 準備しても、注意しても…悲しみがつのる電車移動 by グラハム子

目的の駅に着き、その女性と別れたときには、息子の機嫌はすっかり良くなっていました。

抱っこ紐におさまる息子の頬撫でながら、あのテーマパークへもいつか友達や彼女と行く日が来るのかな、そして、その頃には私も、電車で会った女性のように、温かく、そして少し寂しそうな視線を、赤ちゃんに向けて投げかけているのかなと思いました。

著者:るる

もうすぐ一歳を迎える男の子を育てています。初めての育児に驚きと感動と寝不足の毎日です。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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