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【邸宅で見るアンティーク着物展】アンティーク着物好きの想いがたくさんつまったイベントをご紹介♪

大正時代〜昭和初期に作られたアンティーク着物。その華やかな美しさや歴史を感じる佇まいに、夢中になる人があとを絶ちません。

今回、ご紹介をさせていただくのは、2013年より毎年開催されているイベント「邸宅で見るアンティーク着物展」です。

 

邸宅で見るアンティーク着物展とは

「邸宅で見るアンティーク着物展」は、”アンティーク着物”と呼ばれる戦前~昭和初期に作られた着物を、半襟、帯留と言った小物までコーディネートしたうえでトルソーに着付け、その時代に作られた邸宅で鑑賞する展覧会です。

着物は美術館で展示される場合、絵画を鑑賞するように壁にかけた状態でご覧いただくことが多いと思いますが、邸宅で見るアンティーク着物展は、コーディネートの妙とともに、着物は身にまとうことのできる芸術品であると実感いただけ、また、時代をあわせた邸宅でご覧いただくことで、当時の雰囲気をお楽しみいただけます。

 

アンティーク着物をこよなく愛する有志の団体「アンティーク着物愛好会」の皆さま(詳しくは公式ブログより)によって毎年開催されています。そして展示されているアンティーク着物はすべて会員の皆さまの私物なんだそうです!

 

今回は趣通信スタッフのかっくとちあきが、アンティーク着物愛好会のメンバーのお一人でもあるauroraさんにお話をお伺いさせていただきました。アンティーク着物の魅力や今年開催される邸宅で見るアンティーク着物展についてのお話などをご紹介させていただきます。

 

全てが素敵!でも特にここが素敵。アンティーク着物の魅力

かっく
実は私、着物に興味を持ち始めた頃にauroraさんのアンティーク着物ブログに出会って。auroraさんの言葉や写真のひとつひとつからアンティーク着物への愛が伝わってきて、私もアンティーク着物に興味を持ったんです。

auroraさんを虜にしてしまったアンティーク着物の魅力ってなんでしょう?

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もう、全てが魅力的です。アンティーク着物は”素敵”でできているんです。・・・答えになってませんね(笑)。

まずは半衿や帯留めといった小さなスペースでコーディネートの印象が全く違ってしまうことが面白いですね。

着物の場合、半衿は顔まわりの印象を変えてしまいますし、帯留めは帯の真ん中のアクセントとして存在感がとても大きい。アンティーク着物は特に半衿を広く見せますし凝ったデザインのものが多いので、より小物の面白さを活かしたコーディネートを楽しめます。

また、着物が普段着だった時代に作られたものですから、デザインの多様性も魅力ですね。

例えば、季節感の豊かな表現。
紫陽花など限られた短い期間しか着られない模様の着物もたくさんあります。着られるときを一年間待ちわびて、2,3週間だけ楽しむ。同じく短期間しか着られない夏着物も、儚く壊れそうな布地が涼やかで素敵ですね。

遊んだデザインのものも多くて楽しいんです。クラゲ模様の着物や、英語が書いてある帯もあるんですよ。

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今の着物には無い軽やかな質感も魅力ですね。

当時と今では絹糸の太さが違うんです。現代の着物は絹糸が分厚いので重くてしっかりした着物になります。でもアンティーク着物の絹糸は繊細で、着物も軽くてとろとろとした手触りなんです。とても着心地がいいんですよ。

ずっと昔に作られてこれまで愛されてきたものですから、どんな人がどんなシーンで着ていたんだろうと想像するのも楽しい。

第三回で展示したスタッフの素敵な振袖があるのですが、とっても妖艶なんです。黒地に水彩画のようにしっとりした質感のお花が山のように描かれていて。大正時代の人気画家、高畠華宵のイラストのような妖艶さ。

こんなの結婚式などのフォーマルな場でなんて着られませんよね。いったい誰が、いつ着ていたのでしょう?わくわくしてしまいます。

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