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「フラグを立てる」感覚を持つとビジネスはもっと楽しくなる|サイバーエージェント副社長 日高裕介さん

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さまざまなシーンで活躍しているビジネスパーソンや著名人に、ファミコンにまつわる思い出から今につながる仕事の哲学や人生観についてうかがっていく本連載「思い出のファミコン – The Human Side –」。

今回ご登場いただくのは、サイバーエージェント取締役副社長の日高裕介さん。『グランブルーファンタジー』、『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』などの代表タイトルをはじめ、同社の好調な業績をけん引するゲーム事業の統括であり、創業時から藤田晋社長とともにサイバーエージェントの成長を導いてきた経営者でもある。そんな日高さんが「ファミコンで培ったゲームの原体験が、ビジネスの現場にも脈々と生きている」と語ってくれた――(聞き手:深田洋介)

日高裕介さん

1974年宮崎県生まれ。慶應義塾大学卒業後、株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア)に入社。同期入社だった藤田晋氏とともに1998年に株式会社サイバーエージェントを設立。創業時より同社グループのさまざまな事業責任者を歴任し、2009年からはゲーム事業を立ち上げ、サイバーエージェントの主力事業のひとつに押し上げる。2010年より取締役副社長に就任。著書に『組織の毒薬 サイバーエージェント副社長の社員にあてたコラム』(幻冬舎)

子どもの頃の「神聖なもの」にまさか将来自分が関わるとは!

――ゲーム事業統括なだけに、やはり子どもの頃からファミコンもやりこんだのでしょうか?

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ファミコンが発売された1983年からかなり遊んでいました。その年のクリスマスプレゼントに買ってもらったのを覚えています。『マリオブラザーズ』『アイスクライマー』あたりの二人同時プレーのゲームはお気に入りでしたね。でも結局は、協力プレーじゃなくて友だちとお互い殺し合いプレーになっていましたけど(笑)。いろんな友だちの家に出入りし、貸し借りして、本当にたくさんのゲームで遊びました。

5歳上の兄とは、任天堂の『ベースボール』『サッカー』でもよく対戦していましたが、とくに『ファミスタ』はやりこみました。通算50勝をめざして、兄との対戦を重ねていたのですが、通算成績が49勝49敗になり、最後の1勝が自分のものになりそう……!というときに、リセットボタンを押されて、最大の兄弟ケンカになったことは今でもよく覚えています。

――子どもの頃、将来はゲームに関わる仕事をしたいというのはありましたか?

いや、それはまったくなかったですね。ユーザーとして純粋に楽しむものとしか思っていなかったので、不思議なものです。当時からゲームが「すごいもの」「神聖なもの」という気持ちは今に至るまでずっとありますね。

現在のスマホゲームの方が性能的に優れているところはありますけど、ファミコンは子どもの頃に自分が一番ハマったコンテンツですし、ゲームを作る人たちに対するリスペクトもすごくあります。

サイバーエージェントでゲーム事業を立ち上げた当初は、自分でもクイズゲームなどを作っていました。今は、スマホゲームがどんどん高度化して、ユーザーが求めるものがコンシューマーゲーム並みになってきていますので、制作が得意な人や好きな人たちにどんどん任せています。

ゲームの「面白さ」を理屈にせずとも共感できる

――子どものときのゲーム体験が、現在のお仕事につながっていると感じることはありますか?

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