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ACID ANDROID 息を呑むほど美しいyukihiro(L’Arc~en~Ciel)によるライブ初日! 新曲「roses」MVも

ACID ANDROID 息を呑むほど美しいyukihiro(L’Arc~en~Ciel)によるライブ初日! 新曲「roses」MVも

 L’Arc~en~CielのドラマーyukihiroのソロプロジェクトACID ANDROIDが、2017年10月27日に渋谷WWW Xにて海外公演を含む【ACID ANDROID LIVE 2017 #2】の初日公演を開催。このオフィシャルレポートが到着し、同日実施された試聴会にて披露された「roses」のミュージックビデオも公開となった(http://youtu.be/KkeH0PgLm3E)。

ACID ANDROID ライブ写真(全6枚)

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 ほぼ定刻、会場が暗転すると、反復するシーケンスが打ち鳴らされる。機械を制するようにビートを刻んでいく山口大吾(Dr/People In The Box)と、黙々とリフを重ねていくKAZUYA(Gt/Lillies and Remains)。フロントに立つ細身の中性的なシルエット、颯爽と登場したyukihiroはケーブルを鞭のように捌き、口角に対し直角になるようにマイク構えた。

 L’Arc~en~Cielのドラマー、yukihiroのソロプロジェクトACID ANDROIDが10月25日、渋谷WWW Xにて海外公演を含む【ACID ANDROID LIVE 2017 #2】の初日を迎えた。

 重厚なギターの壁とデジタルなビートを武器にしていたACID ANDROIDは、現在の3人体制でのライブに移行して以来、そのサウンドと楽曲を大きく進化させてきた。ねっとりと轟くベース音とアーシーに響く電子音。音数は多くないが緻密であり、無機質であるのに不思議と冷たさを感じない音像。そんな現在のACID ANDROIDを存分に魅せつけたライブだった。

 のたうち回るようにうねる「gamble」、地を這っていく「double dare」。聴感上の低音よりも体感的な重さがずっしりとくる。丁寧に作られたシーケンスと生バンドがもたらすグルーヴ。山口の図太く、迷いのないスネアのショットがデジタルとアナログの狭間を差配し、押し引きの明確なKAZUYAのギターは、ときに荒々しく、ときに優しく歌に寄り添っていく。

 そして、yukihiroの放つ、フロントマンとしての凄まじいほどの存在感である。一切喋らず、躍動感とは掛け離れたステージ上の佇まいは狂気性と神々しさが介在する。目の周りを青く塗り、眼光炯々とした異相でマイクを操る。獲物を狙うかのごとくフロアに向けてシャウトする。胸の下まで伸びた長い髪は、毛先まで張り詰めた意識があるかのように乱れることは決してないが、ライトに照らされてさまざまな色に変化し、空気をはらみながら肩から滑り落ちていく様は、息をのむほど美しい。天を仰ぐような素振りも、指輪を直す仕草も、その所作ひとつひとつが見惚れるほど美麗だ。

 ニューアルバム『GARDEN』から新曲が披露される。シンセとストリングス、リズムの合間を縫っていくようなギターが印象的であり、どこか和情緒を感じられるメロディが乗る。無機質なトラックをどこか浮遊感溢れる歌声が包んで夢幻世界へと誘う。yukihiroの日本詞ヴォーカルは英詞よりも丁寧で優しく耳に届いてくるように思う。これまであまり感じたことのない人間らしい部分を感じた場面であった。

 相反して、ACID ANDROIDの狂乱を見たのは中盤だ。ミディアムテンポの曲が続き、ゆったりとした空気に包まれた矢先、不意を突くように「unsaid」になだれ込んだ。ステージ後方の黒いカーテンが開くとスクリーンが現れ、映像が映し出される。幾何学的に重なっていくリズムとフレーズに合わせて、散っていく火花、蠢めく泡……。それはどこか不穏な空気を作り出していくようであり。映像を制作したのは、downyのzakuro。今回が初コラボだというが、ACID ANDROIDとの相性は抜群だ。音と映像が呻きをあげる異常なまでの飽和が次々と襲いかかってくる。イントロで新曲かと思ったほど印象が異なった「chill」。空虚を衝きながらどこか開放的にも感じるアレンジは、現在のACID ANDROIDだからこそ成せたものだろう。

 終盤はアッパーなナンバーを畳み掛けていく。普段はステージ中央の定位置から動かないyukihiroが上手下手へと移動しフロアを煽ると、悲鳴のような歓声をあげるオーディエンス。他のアーティストでは当たり前のこともACID ANDROIDのライブでは一大事なのだ。幾度となく進化してきた「the end of sequence code」から、ラストは再び映像が投入される。真っ赤な照明とともに映し出された花は、脈々と流れていく音の波に合わせ、揺らめく炎へと変わっていった。最後の音が鳴り終わり、余韻をしっかり確かめると、yukihiroは左手をフロアに向かってパッと開き、ステージから去っていった。

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