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公道試乗で見えてきた! スバル レヴォーグはマイナーチェンジでどう進化したか

▲発売から4年、進化しD型となったレヴォーグ

▲発売から4年、進化しD型となったレヴォーグ

マイナーチェンジごとに大きく進化を遂げてきたレヴォーグ

スバル レヴォーグが発売し4年目となるが、評判は良好だ。毎年進化を繰り返し、登場時のA型から始まり、今回のマイナーチェンジでグっと進化したD型となった。

以前、クローズコースでの試乗記でお伝えした(下記リンク参照)ように、1世代前のプラットフォームながらも、スバルは今できる最大限の変更によって最良のセッティングを出してきた。ガラスの板厚変更によって静粛性が向上した。サスペンションストロークを伸ばしてしなやかさも出した。そして、重量増とはならないギリギリのところで、鋼板の板厚を増して剛性もアップした。これはクローズドのキレイなアスファルトの道路ではとてもわかりやすかった。

では、一般道ではいかがだろうか。今回はさらに進化した追従機能を持つ運転支援システムである「アイサイト・ツーリングアシスト」も公道で初めて試すことができた。

旧型のプラットフォームでも、最大限の改良を加えてしっかり進化した

今回試乗したモデルは1.6 GT-S EyeSightだ。ビルシュタイン製の倒立式のダンパーが備わり、18インチのホイールも装着されているスポーティな装いを感じる1台である。倒立式ダンパーはストラット式のサスペンションにおいて有効な形式で、ブレーキングやコーナリング時に、剛性が低下してしまうのをできる限り防ぐことができる。

さて、アスファルトが不揃いの一般公道において、60km/hぐらいまでは今回改良された点が実力を発揮する。静粛性が向上しているのだ。ダンパーの追従性も良好だ。しかし高速道路に入り速度を上げるにつれてロードノイズが大きくなる。4年前から進化しているとはいえ、すごいスピードで進化している欧州車にはまだまだ太刀打ちできない。この点に関しては新型のプラットフォームに期待したい。

次にトランスミッションである。1.6リッターのターボはトルキーであり、その力を受け止めているトランスミッションが担う役割は大きい。CVTによって意図的に急激なトルク変動が作られ、ぎこちないドライバビリティが発生するシーンがあった。ツーリングアシストを良好に使うためにも、レスポンスの良い動力性能はもちろんのこと、スムーズさも必要であると感じた。

スバルはエンジニアリングにコストをかけてきているメーカーであるので、突発的な雨などの滑りやすい路面でのコントロール性はとても良い。コストバリューパフォーマンスが最高なのである。また、スバルが生み出すデザインは、見切りが良く水滴がフロント、サイドガラスなどに付着しても見やすい。継承されてきたデザインであることがよくわかる。

内装に至っては、4年前に登場したときには今までのスバルと比較して大きく進化したと感じたが、現在では同等の欧州車のクオリティと比べると、もう少し頑張りが必要だ。具体的には全体的にプラスチッキーな感じが否めず、ハードすぎる印象が強い。質感の向上でもっと素晴らしいモデルになるだろう。

▲試乗時も雨が降り出すシーンがあった。コンディションが悪い中だからこそ、スバルの技術力の高さを一層感じ取ることができた

▲試乗時も雨が降り出すシーンがあった。コンディションが悪い中だからこそ、スバルの技術力の高さを一層感じ取ることができた

▲スポーティながらもブラック&シルバーの加飾によってシックな室内空間になっている。質感をさらに向上させることで、欧州車などのライバルにも引けを取らないモデルになるだろう

▲スポーティながらもブラック&シルバーの加飾によってシックな室内空間になっている。質感をさらに向上させることで、欧州車などのライバルにも引けを取らないモデルになるだろう

大きな安心感を得ることができた「アイサイト・ツーリングアシスト」

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