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新潟の笹団子、進化する先に目指すのはまさかの2020

生活・趣味
新潟の笹団子、進化する先に目指すのはまさかの2020

新潟できんぴらやチョコレートが入った団子が誕生したとか。それも、数百年もの歴史を持つ伝統菓子「笹団子」に詰めちゃったらしい。なんだか不謹慎? そんなことはありません。真相を探っていくと、古きよき郷土菓子のフトコロの深さ、県民の笹団子愛が見えてきました。

陰陽師が新潟の農民を
救うために考案

新潟の笹団子、進化する先に目指すのはまさかの2020新潟の笹団子、進化する先に目指すのはまさかの2020

笹団子を新潟にもたらしたのは、祈祷を執り行う陰陽師だといわれています。「すべては陰と陽から成る」という陰陽道の考えがベースとなり、五穀豊穣・息災延命の祈りが笹団子に込められるようになりました。おもしろいのは、当時は端午の節句は女の子の健やかな成長を願う行事だったので、笹団子は「陰=女の子」のためのもので、「男の子=陽」には三角粽(ちまき)を使っていたという話。いまも、新潟の古老は笹団子のことを「女団子」と呼びならわすそうです。

笹の葉をほどくと、餅はきれいな緑色。ヨモギを練り込むことが大半ですが、本来はオヤマボクチ(キク科の多年草)を使うのが流儀でした。今では、新潟県の信濃川沿線の山側の地域だけでオヤマボクチの笹団子が伝承されています。

そもそもなぜ笹に包むようになったかといえば、ズバリ「神聖性」と「殺菌作用」。笹や竹は生命力が強いこともあり古代より神聖視されてきました。それから、殺菌作用についても証明済み。笹の葉に含まれる成分が、抗菌、防腐効果をもたらすことが確認されています。江戸で武士が編み出した「笹巻き寿司」の例もありますし。

ハレの日に、お茶うけに。
いまもそばには笹団子

新潟の笹団子、進化する先に目指すのはまさかの2020

そんな由緒ある笹団子。現代において新潟県民がどんなときに食べるかといえば、まずやはり「端午の節句」に。それから、お茶菓子や人にあげるお土産として日々の暮らしにも欠かせません。

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