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オーストラリア人に聞く日本で働く・暮らすって?「日本では高い役職についている女性がほとんどいない。女性の可能性を十分に活かしてほしい」

オーストラリア人に聞く日本で働く・暮らすって?「日本では高い役職についている女性がほとんどいない。女性の可能性を十分に活かしてほしい」 Lucy02

外国人に聞く「日本で働く・暮らす」第5弾。今回は、オーストラリアとイギリスの国籍を持ち、PRやコーポレートコミュニケーション分野で活躍している「Lucy(ルーシー)」さんに取材してみました。

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日本は「制約」が強い。もっと柔軟性があるべき

――あなたが日本で経験したバイトはどういったものでしたか?

観光案内所で金曜日の9時~18時まで働いています。以前は週5日のフルタイムでしたが、パートタイムに変えていただきました。賃金は下がりましたが、働く目的がお金ではないので納得しています。

私の仕事は英語を話す旅行者のお手伝いをすることで、英語の問い合わせメールにも対応しています。また、自らソーシャルメディアを使って地域の宣伝を行ったり、宣伝してくれるジャーナリストのサポートをしたりなどもします。

――そのバイトのやりがいや、最も楽しかったエピソードを教えてください。

一番楽しかったのは、英語を話す旅行者を3か月間自宅に迎え入れるボランティアチームを管理することでした。誰にも頼らず自分の力で仕事ができて、チームメンバーとも英語で密接に連携を取りながら動けることが嬉しかったですね。

…日本での仕事の経験を通して、ワーカーやボランティアの「制約」を強く意識するようになりました。個人的にはもっと柔軟性があるべきだと思いますが、日本で働いている間は日本の国民性を尊重します。また、スタッフやボランティアにも、もっと感謝の気持ちを示せばいいのにと思いますけどね。

――日本のバイトで一番驚いた日本人の行動・考え方は何ですか。

高い役職についている女性がほとんどいないこと、それに尽きます。私の国でもリーダー職は女性よりも男性の方が多いですが、日本で実感したほどではないです。仕事での女性の可能性を十分に活かしてほしいです。

――自らの経験を踏まえ、仮に、あなたの友人が来日し、日本の企業で働くことになったとしたら、どんなアドバイスや注意をしますか?

時間厳守、日本語のマスター、職場の風潮に不満を漏らさない、上司や同僚と深酒をする覚悟、男性はダークスーツ、女性は控え目な色の服を着ることなどですかね。

一番重要なのは自分の仕事が片付いても帰れない時に、取り組める個人的な仕事を用意しておくこと。これこそが仕事のモチベーションを維持する秘訣です。

天職を見つけるためには「失敗を恐れずに常に挑戦してみる」ことが大事

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――ご自身の国で10代後半~20代前半の就業意識・キャリアプランはどういったものですか?10代が考えるキャリアプランと親や教師から理想とされるキャリアプランに違いがあれば教えてください。

多くの人が高校や大学卒業後に「ギャップイヤー」をとって、旅行したり、ワーキングホリデービザを使って海外で働いたりします。取得する理由は、休止期間を設けるため、独立心を養うため、新しい経験を得るため、将来の仕事について考えるためなど色々です。おそらく半数は、18歳ではキャリアの方向性も見いだせていないでしょうし、人によっては25歳でも先が見えていないでしょう。25歳までにキャリアの方向性を見つけていたとしても、理想と現実が違えば方向転換を考えるでしょうね。

私の国や西欧諸国の多くでは、若い世代もその親もひとつのキャリアパスだけが選択肢ではないと分かっているし、安定した生活や職を目指すことは現実的じゃないと多くの若者が思っています。今の若者は、将来に向けた計画についてあまり関心がありませんね。

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