芸術の秋到来 美術館での撮影、賛成?反対?

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芸術の秋到来 美術館での撮影、賛成?反対?
J-WAVEで放送中の番組「STEP ONE」(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。10月18日(水)のオンエアでは、「美術館での撮影はあり?なし?」というテーマに注目しました。

最近は、スマホやカメラで撮影フリーの美術館も増えています。5月まで開催されていた草間彌生展でも一部の作品を撮影OKにしたところ、SNS上で展覧会の様子がたくさんアップされ、大盛況で幕を閉じました。そんな美術館での撮影に関する論争について、元お笑い芸人で、美術を面白おかしく解説するアートテラー、とに〜さんにお話を伺いました。

最近、美術館の人にも「写真撮影可にした方がいいですよ」とアドバイスすることが増えたというとに〜さんですが、美術館側としては「撮影を許可した方がお客さんは来てくれて、広報にもなるので良いことだらけだけど、クレームが怖い」というのが本音なのだとか。

そもそも撮影NGの理由の一つは、著作権の問題。死後70年以内の著作権に引っかかって撮影できない作品も中には含まれるため、一律「撮影不可」にしていたと言いますが、日本でも常設展に限れば、昔から撮影OKだった美術館も多いそう。

また、日本の場合は「シャッター音がうるさい」というクレームが多いのだとか。セキュリティ上、カメラ音が鳴る日本の携帯電話は、美術館としては悩ましい問題のようです。

とに〜さんは「撮るのは単に思い出であって、美術は実物が素晴らしいんだから、撮影した写真が広まって、実物はもっと凄いよと伝わればいい」と語り、「本物が凄いというのが美術の強み。拡散することはいいこと」と持論を明かしていました。

オンエア中のアンケートでは、撮影賛成35%、反対65%と反対が優勢でした。どちらかというと反対派という寺岡は「非日常を美術館に求めているので、音や、人が集まって見れないというのが嫌。あと、マナーが悪くなりそう」という意見でしたが、とに〜さんは「美術館は今、人が減っていって、なんとかして人に来てもらわないと、この先(入館料が)値上がりするか、名作を呼べなくなるか、なんです。わちゃわちゃされて嫌だと思いますけど、それが無くなったら展覧会すら見れなくなるんで、一回、みんな我慢してみては?」と話していました。番組内ではその後、賛成派が増えたり、リスナーからもさまざまな意見がよせられました。

さて、10月19日(木)のオンエアでは「SNSフォロワーの数で価値が決まる?ホント?ウソ?」というテーマを考えます。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「STEP ONE」
放送日時:月・火・水・木曜 9時−13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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