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邪馬台国ゆかりの地? 奈良県説を思わせる不思議な岩窟「磐船神社」

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最近、私が住む奈良の本屋さんで見つけた本に夢中になっています。
その本のタイトルは、『邪馬台国とは何か。邪馬台国・富雄川流域説』(前川文化研究所)。
邪馬台国といえば、3世紀ごろの女王・卑弥呼が治めていたという国。
日本列島のどこかにあったのは判っているけど、その場所の詳細までは確定できていないという謎の多い国で、邪馬台国畿内説(関西)と邪馬台国九州説(九州)の2つの説があって、今もその論争が続いているというのは知っていましたが……。
そんな私が興味を持ったのは、この本に書いてある奈良県の「富雄川流域」。実はこの場所は、今、私が住んでいる場所なのです。
もし邪馬台国がこの地にあったのであれば……、そう考えるとかなりテンションあがります。しかし、何だか現実味がないのも事実。
自分の住んでる場所のどこかに、この「富雄川流域説」を納得できるようなものはないだろうか? 本をつづっていくと、その中にあるパワースポットとを見つけたのです。
それは、今回のこの本にも登場する「磐船神社(いわふねじんじゃ)」
本書では、大阪府交野市は、邪馬台国に深く関わっている肩野物部(かたのもののべ)氏の祖先が開拓し、その場所から磐船街道の終点・大和の入り口の国境にあるのがこの「磐船神社」と書かれています。
 
そして同じく大阪府南河内郡にも同じ「磐船神社」が存在し、この書で邪馬台国に深く関わりのあると考えられる「饒速日命(にぎはやひのみこと)」が祀られている神社なのです。
この2つの神社は、南北それぞれの「関門」であるという説を記しています。この北の関門だという大阪府交野市の「磐船神社」。ここは、昔から私もよく足を運ぶ神社ですが、確かに何とも言えない雰囲気を持っています。
この神社には本殿がなく、御神体「天の磐船」を拝む拝殿があります。この神社では、御神体や行場岩窟をはじめとする巨石群が特徴的で、独特の空気を感じさせます。
そして有名なのが、「岩窟めぐり」。多数の巨石が形作る岩窟をめぐり、広い洞窟のような所もあれば、人1人がやっとくぐれるような場所もあり、そこを巡るだけでも「行」になると言われています。
そんな岩窟には、行衣(しろたすき)を着用して、実際に入ることができます(10歳以上75歳未満の方)。中には天野川が流れ込んでいるので、安全性の都合上、夜間・雨天時・増水時は拝観できません。拝観料(大人500円、小人300円)が必要です。
それにしても、何度見てもこの巨石たちはどうやってここに運ばれてきたのでしょうか? そしていまだ崩れずに残る岩窟の姿は、我々現代人に何を教えてくれるのでしょうか?
ちなみにHPはこの岩窟を写真を使って説明していて、フルスクリーンで見ると実際に「岩窟めぐり」を体験しているような気分になれます。巨石群が圧巻なのも分かります。
岩窟の中には、白龍大神・黒龍大神・金龍大神などの龍神様も祀られていて、辰年の今年の参拝も良いかもしれません。
古来より神道家や修験道の行場として有名な「磐船神社」と、呪術を司ると言われていた邪馬台国の女王・卑弥呼。神秘的な部分では共通しているといえるが……やはり真実は謎のままです。
生駒の神話GANKUTU磐船神社
(西脇聖)



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