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【フレデリック インタビュー】 “TOGENKYO”という言葉が自分たちの居場所を表してる

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この夏もフェスやイベントで全国を踊らせたフレデリックが完成させたミニアルバム『TOGENKYO』。高橋 武(Dr)が正式加入し、音楽的にもバンドとしてもグッと成長した彼らの今を凝縮した今作について訊く。
L→R 赤頭隆児(Gu)、三原康司(Ba)、三原健司(Vo&Gu)、高橋 武(Dr) (okmusic UP's)
──今年も夏フェスやイベントに多数出演しましたが、フレデリックにとって今年の夏はどうでした?
康司
「すごく充実した夏でした。武くんが正式加入して新体制になったことで、今フレデリックがやっていきたいことも話し合った上で夏が迎えられたし。一個一個、本当にいいライヴができたし、最後のフェスを終えたあとは達成感もありましたね。」
健司
「自己満足でなく、お客さんと分かち合えた感もありますね。この夏、得るものは多かったです。僕らを知ってる人も増えたから、フェスの雰囲気やタイムテーブル、気候からセトリを考えたり、いろんな提案や挑戦をすることができました。」
高橋
「去年もサポートで参加していたんですが、今年はテンポの速い曲だけじゃなく、ゆったりした曲で聴かせたり。フレデリックが挑戦していきたいかたちを提示して、ここから新しい作品を出していくってところでも意味のあるライヴができたと思います。」
──“挑戦”って言葉が出ましたが、完成したミニアルバム『TOGENKYO』にもさまざまな挑戦を感じました。それはフェスやライヴから、ちゃんとつながってたんですね。
康司
「ライヴと音源の歩幅が合っていってる気がします。制作前にテーマを決めず、4人のやりたいことをかたちにしたのが今作で。自分が感じたことから自然と出た曲が「TOGENKYO」だったり、他の曲もテーマに沿ったものだったりするし、曲先行でできたんです。それも、自分たちが一番大事にしているものが出せた上で、曲ができていった感じだったので、今のフレデリックがすごく自然に出たミニアルバムになりました。」
健司
「去年、アルバム『フレデリズム』を出したことでフレデリックの金字塔を打ち建てられたと思っていて。あの作品があるからこそ、それとは違うものを提示しても“これがフレデリックの音楽です!”というところが出せるんじゃないかと思ったし、そこに挑戦し続けることがバンドの本質なんじゃないかと。」
──なるほど。『フレデリズム』が後ろ盾としてあったからこそ、いろいろなことに挑戦できた部分があったと。
赤頭
「そうですね。今回、曲作りの段階で良い曲がたくさんあったんですけど、その中でも「TOGENKYO」を聴いた時に“この曲が中心になるな”と思えて。」
康司
「僕も「TOGENKYO」は自分のエモーショナルな部分が出せたし、バンドで演奏して健司が歌うことを想像した時、“良い曲になるぞ”とデモの段階で思ってましたね。そこからメンバーで作っていく中で、予感が確信に変わっていきました。」
健司
「「オドループ」だったり、「オワラセナイト」だったり、作品の決定打になる曲が生まれるタイミングが必ずあって、今回は「TOGENKYO」がそれだったんです。これは今作だけでなく、今年のテーマになると思ったからタイトルに付けました。“TOGENKYO”(桃源郷)という言葉が、今の自分たちの居場所を表してる気がします。」
──「TOGENKYO」に限らず、康司くんの中に今回は新しいことをやりたいって気持ちが強くあったんですか?
康司
「新しいことをやりたいという気持ちは、インディーズの頃からずっと大事にしてきたことですね。時代とともに“新しい”も変わってくるし、昔の音楽がまた新しく感じることもあるんですが…今回は80’sのニューウェイブっぽさもありながら、ブラック感もあって、その狭間にいるけど中心にいるようなCDを作りたかったんです。だから、そこに達成感もあるし、メッセージや僕たちの色を伝えたいってところでも、自分の中で辿り着けた感があってすごく満足しています。」
──“中毒性のある曲で踊らせるダンスロックバンド”ってイメージでフレデリックを知った気でいる人も多いと思うけど、今作を聴いたら曲の良さにも驚くと思いますよ。
康司
「俺らにそういう印象があるのはすごくいいことだなと思うんです。今のかたちで今の踊らせ方があるし、僕たちの音楽がいろんな音楽を聴くきっかけになってくれたら嬉しいですね。例えば「ミッドナイトグライダー」は健司の歌やメロディーにニューロマンティックみたいなサウンド感が合うと思ったんで、幻想的な感じを出そうとしたし。自分たちが感じてきたルーツを大事にしながら、軸としての歌を中心に支えられる曲作りができました。よりいろんな景色を観せることで、聴く人の踊り方や楽しみ方も変わってくるんじゃないですかね。」
──では、改めて今作が出来上がっての感想を聞かせてください。
健司
「歌と歌詞に関しては、ひとりひとりに届いてほしくてグッと距離を縮めた感じがあります。今まで遠回しに言ってきたこともかなり近い距離で言ってるので、夜中にヘッドフォンとかでひとりで聴いてみてほしいですね。7曲通して伝えたいことを自分の中に染み込ませてもらえたら嬉しいです。」
赤頭
「僕は音楽をあまり知らない人にも楽しんでもらえて、音楽好きには“おっ!?”と思ってもらえるところが多いと思います。「ミッドナイトグライダー」のギターは参考にしたミュージシャンがいるんで、そこに気付いてもらえたら嬉しいですね。…ヒントは、最近来日しました(笑)。」
高橋
「フレデリックが今まで持っていた要素がより濃くなってるし、聴いた人によって今までよりもいろんな感想が出てくるだろうなと思います。人それぞれで自分の楽しみ方を見つけてもらえたらいいですね。」
康司
「“良いアルバム”っていろいろありますけど、“自分たちが良いアルバムを作るには?”って考えた時、それは誰も知らない自分たちの居場所を作ってあげることなんじゃないかなって。こうして今作ができたことで、ツアーも他にない異世界が作れるだろうし、誰も知らない桃源郷に連れて行ってあげるのが僕らの役目なのかなと。そこに一緒に辿り着いた時、“ここで良かった”と思ってもらいたいですね。」
取材:フジジュン
ミニアルバム『TOGENKYO』
2017年10月18日発売

A-Sketch

【初回限定盤(DVD付)】

AZZS-69 ¥2,700(税抜)

【通常盤】

AZCS-1067 ¥2,200(税抜)

ライヴ情報
『フレデリズムツアー2017 QUATTRO編

〜僕のTOGENKYO〜』

10/21(土) 愛知・名古屋 CLUB QUATTRO

10/22(日) 大阪・梅田 CLUB QUATTRO

10/25(水) 東京・渋谷 CLUB QUATTRO

『フレデリズムツアー2017 〜ぼくらのTOGENKYO〜』

11/11(土) 岡山・CRAZYMAMA KINGDOM

11/12(日) 香川・高松festhalle

11/19(日) 北海道・札幌FACTORY HALL

11/25(土) 石川・金沢EIGHT HALL

11/26(日) 長野・松本ALECX

12/02(土) 福岡・DRUM LOGOS

12/03(日) 広島・CLUB QUATTRO

12/08(金) 宮城・仙台RENSA

12/09(土) 新潟・NEXS NIIGATA

12/16(土) 大阪・Zepp Osaka Bayside

12/17(日) 愛知・名古屋Zepp Nagoya

12/21(木) 東京・Zepp Tokyo

[ 2018年 ]

1/13(土) 東京・新木場STUDIO COAST

1/14(日) 東京・新木場STUDIO COAST
フレデリック
フレデリック:双子の三原健司&康司を中心として結成された神戸出身の4ピースバンド。そのユーモアと幅広い音楽的背景から生みだされる、“忘れさせてくれない楽曲群”とアッパーなライヴパフォーマンスに中毒者が続出中。14年9月24日にミニアルバム『oddloop』でA-Sketchよりメジャーデビュー。

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