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MTはもちろん、ATの完成度の高さが光った新型スイフトスポーツ(試乗レポート)

▲9月に登場した、3代目スイフトスポーツ。1000kgを下回る軽量ボディやトルクフルなエンジンにより、エキサイティングな走りが楽しめる

▲9月に登場した、3代目スイフトスポーツ。1000kgを下回る軽量ボディやトルクフルなエンジンにより、エキサイティングな走りが楽しめる

ターボエンジン搭載で、よりエキサイティングな走りが楽しめる

スズキのハッチバックの性能を知らしめたモデルといえば「スイフトスポーツ」である。今までのスズキとは車の作り方を根本的に変えた印象が強い。どちらかというと国内よりも欧州のハッチバックを意識して初代から作り込みをしてきた。今回登場した新型は、スイフトスポーツとしては2005年に登場以来3代目となる。すでに4代目スイフトで採用されている軽量高剛性プラットフォーム「HEARTECT」を採用しているので、軽量化と剛性は万全といったところだろうか。スイフトスポーツはドライブフィールが生命線だ。柔になったらもうスイフトを盛り上げてきたユーザーも黙っちゃいないだろう。その真価を試乗して調べた。

ぱっと見た印象は標準のスイフトよりも本当にカッコイイ! フェンダーのラインがまるで違っているのだ。リアから見たショルダーやフェンダーのラインに加え、バンパーも迫力が違う。それもそのはず、コーナリング時などの安定性向上のため、トレッド幅を広げ、5ナンバーから3ナンバーサイズにしたのである。デザインは、フロントの開口部を広くとってノーズを低く抑えており、精悍さが2代目よりも一気に増した。シートはホールド性の高い専用のバケットシートを採用。がっちりという感じではないが、温かみが感じられる。

▲セミバケット形状のフロントシートを採用。専用表皮やレッドステッチ、“Sport”ネームロゴなど、デザイン性も追求している

▲セミバケット形状のフロントシートを採用。専用表皮やレッドステッチ、“Sport”ネームロゴなど、デザイン性も追求している

まず初めに6速MTから試乗だ。今までのスイフトスポーツは1.6LのNAエンジンであった。回転を上げて走る醍醐味はあったが、パワーバンドを常に意識しておくことも必要であった。一方、新型スイフトスポーツは1.4Lのターボユニットだ。出力がダイレクトにハンドリングと性能に反映されるので、ターボの味付けを楽しみにしていた。

1速に入れてクラッチを合わせる。驚くほどすんなりと発進する。アクセルはほとんど踏んでいないのに1.4Lとは思えないほどトルクフルだ。どんどんシフトアップして速度を乗せやすい。きちんとパワーバンドに置かなくても間違いなく乗りこなせる。また、ターボチャージャーをコントロールするバルブにひと工夫されており、ターボラグというトルクの落ち込みはそれほど感じない。

サスペンションはとてもよく動く。コーナーリング手前のブレーキングで積極的に荷重移動させれば、ターンインは非常にやりやすい。これは通好みのラリー車っぽいセッティングで、タイトなコーナーが続くワインディングならもっと楽しめそうだ。さらに、ボディ剛性はノーマルスイフトに比べかなり向上している。だからこそ、このサスペンションが成り立つのだろう。一方で、加速中はフロントの接地性が弱くなる関係で、ステアリングが軽くなる印象も受けた。

▲K14C型ブースタージェットエンジンを搭載。先代モデルより小排気量ながら、直噴ターボにより最高出力・最大トルクを向上するとともに、燃費性能も改善

▲K14C型ブースタージェットエンジンを搭載。先代モデルより小排気量ながら、直噴ターボにより最高出力・最大トルクを向上するとともに、燃費性能も改善

▲メーターやステアリングホイールなどは専用に開発された。ブラック基調のインテリアにレッドを効果的に取り入れ、スポーティさを表現している
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