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誰でもARコンテンツがつくれるiOS 11搭載『ARKit』 生活を便利にする仕組みとは

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2017年6月に開催されたAppleの技術者向けイベント「WWDC2017」でひときわ注目を集めたのが「ARKit(エーアールキット)」と呼ばれる開発キットの発表だった。超絶に複雑で長大に時間がかかっていたAR(Augmented Reality:拡張現実)コンテンツの制作を、誰もが開発できるプログラミング環境に変えてくれたのがこのARKitなのだ。ARアプリをつくるための便利な道具が詰まったツールボックスと言ってもいいだろう。

ARKitはAppleが提供するAR用アプリの開発プラットフォームだから、iOSにはバッチリ対応するうえに、開発者は利用にあたって追加のコストがかからない。ハードウエア上での動作検証が簡単で、しかも無料だ。確かに、こんな話なら世界から注目が集まるわけだ。

まずは百聞は一見にしかず。WWDC2017で発表された、このARKitを使って開発されたARゲームを見てほしい。

0:50秒辺りから、机の上に次々と建物や人が出現する

ARは今よりもずっと身近になってくる

ARを実現するには、さまざまな先進技術が必要だ。現実空間の風景をカメラ映像とセンサーのデータから正確かつリアルタイムに認識し、仮想の物体をその現実空間の中に違和感なく、まるで実際にそこにあるかのように表示しなくてはいけない。こうした一連のセンシングと3D描画を、ARKitはiPhoneやiPadのカメラとモーションセンサー、GPU(画像を専門に処理する演算装置)、CPU(全体を制御する装置)で可能にする。下の動画はARKitでプログラミングされた「どこでもドア」だ。実にスゴい世界がiPhoneの中に、ARKitで実現されていることがわかる。

IKEAは家具のカタログをAR化

Appleはすでに北欧の家具メーカーIKEAとのコラボを発表しており、将来的にはIKEAがカタログに掲載しているすべての家具をARで表現できるようにするという。

家具を選ぶとき、家の各所の寸法を測って買い物に行くのが常だけれど、IKEAのARカタログがあれば、家の中でスマホをかざすだけで買いたいソファーがディスプレイの中に現れて実際の部屋と合体する。現実空間とのスケールも合わせてくれるから、寸法をわざわざ測らなくても、その場で「我が家のリビングにこのソファーを置くと、キッチンまで歩いていけない!」といった判断ができるようになる。

これから面白いARアプリがワンサカ登場の予感!

ARKitは、iOSに完全対応する開発プラットフォームだ。iPhoneやiPadで動くことが前提だから、細かい描写まで攻めたつくり込みが可能になる。技術者が仕事をしやすくなるということは、我々ユーザー側には「質の高いARコンテンツがどんどんリリースされてくる」という大きなメリットが生まれる。というわけで、ARKitを使ったデモ動画が世界中でアップロードされている。たとえば、家のプールにロケットが着陸するこれなんてのはどうだろう。

こういった動画を見ていると、これからどんなARアプリがリリースされてくるのかだろうと考えるだけでワクワクしてくる。いずれはスーパーや街中でスマホをかざすだけで、クーポンやタイムセール情報がポップアップされたり、観光情報や道案内、リアルタイムの翻訳など、さまざまなことがスマホに楽しくグラフィカルに表示される世の中がやってくるだろう。今後どんどん増えてくるであろう、ARKit対応アプリを楽しみに待とう!

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