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クラウドサービスと税理士の二刀使い─フリーランス3年目エンジニアに聞いた『確定申告』のコツ

収入を上げ、収支をコントロールするためにフリーランスへ

三浦健太郎氏は2015年7月からフリーランスのエンジニアとして活動している。正社員からフリーランスになることに大きな不安はなかったという。

それは知人にフリーランスとして活躍しているエンジニアがいたことで、その働き方のイメージはできていたからだ。

特に週5日企業の現場で開発を行う常駐型フリーランスであれば、ワークスタイル自体が正社員時代と大きく変わることもない。

「私がフリーランスになろうと思い始めた理由は“収入を上げたい”という思いからです。知人から話を聞いていたこともあり、不安は全くありませんでしたね。むしろ、会社の一員でなく個人として働くフリーランスのように厳しい環境に身をおいたほうが、一層自分を高めようと意識が変わるんじゃないかと期待していました」

フリーランスになり、希望通り収入を上げることはできた。収入の不安定さを心配する周囲の声はあったが、企業の案件情報を多く抱えるエージェントを利用して営業活動をしていることを伝えると、ある程度安心をしてもらえたという。

常駐型フリーランスであればワークスタイルが変わらないとはいえ、これまでのように雇用契約でなくなることでたくさんの変化が起きる。その代表的なポイントが、確定申告などの税務処理関連を全て自分で行うことだ。

正社員であれば源泉徴収によって会社が納税を行うが、フリーランスは自ら日々帳簿を付け、決められた申告時期に確定申告を行う必要がある。正社員にとっては、全く経験のない作業だ。

「私の場合は、家計を見える化し、収支をコントロールできるようにしたかったので、その点にネガティブなイメージはありませんでした。自分で処理を行うことで、お金の使い方や収支の考え方にも学びがあるだろうとも思っていました」

クラウドサービスと税理士の二刀使いでスムーズに申告

フリーランスになって最初の確定申告の際、三浦氏は税理士には相談せず、クラウド会計サービスを利用し、自身で申告を完了させようとしたという。

「これまで私は家計簿などを丁寧につけているタイプではなかったのですが、これを機に毎月自分で計画を立てられるようにしたかったので、自分で処理をすることにしました。Excelのフォーマットを自分で作るのも楽しい面はあるのですが、既存のサービスを利用したほうが圧倒的に楽です」

しかし、最終的な申告書類を作るところで疑問を抱え、結果的に、申告の作業は会計士に依頼したという。

「申告書類を作るときには、やはり少し会計知識が必要になるんです。具体的に私にとって難しかったのは『仕訳』です。たとえば、“この経費はどの項目になるのか?”“一部家賃も経費として認められる場合もあるが、何割が経費として認められるのか?”など会計としての正しい判断が分からず、調べるのも手間がかかってしまうので、結局は会計士に相談することにしました」

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