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【米ビルボード・アルバム・チャート】シャナイア・トゥエインの復帰作が堂々のNo.1、故トム・ペティのベスト盤が2位に

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【米ビルボード・アルバム・チャート】シャナイア・トゥエインの復帰作が堂々のNo.1、故トム・ペティのベスト盤が2位に

 カントリー・シンガー、シャナイア・トゥエインの復帰作『ナウ』が初登場1位に輝いた、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 全米だけで1100万枚を売り上げた前作『アップ』(2002年)から、15年振り、5作目となるスタジオ・アルバム『ナウ』。本作は、全英、オーストラリアでも首位デビューを果たし、本国カナダでも3作連続のNo.1獲得が確実視されている。

 シャナイア・トゥエインは、1993年にアルバム『シャナイア・トゥエイン』でデビュー。当初の売上は鳴かず飛ばずだったが、後のヒットを受け、累計100万枚のセールスを獲得した。1995年リリースの2ndアルバム『ウーマン・イン・ミー』(全米5位/全英7位)がアメリカの売上だけで1200万枚を突破し、大ブレイクを果たす。そして、1997年リリースの3rdアルバム『カム・オン・オーヴァー』が2000万枚のビッグヒットとなり、女性アーティストのアルバムとして歴史上最高の売り上げを記録した。スタジオ・アルバムが3作連続でダイヤモンド・アルバムに認定されたアーティストは、シャナイア以外にいない。

 本作『ナウ』の初動ユニット数は137,000で、アルバムの純粋な売上は134,000枚だった。つまり、ストリーミングによるポイントは極僅かだったことになる。アルバムが売れなくなった昨今、週間セールスだけで13万枚を突破したのは快挙といえるが、ストリーミングの弱いアーティストにとっては、非常に不利な集計になっている。2015年11月にリリースしたアデルの3rdアルバム『25』のように、ストリーミングを除く売上が1000万枚を突破するケースもあるが、稀だろう。4作連続のダイヤモンド・アルバムとはならないかもしれないが、15年ものブランクを感じさせないアルバムのクオリティと、衰えない人気の高さを証明した。

 2位には、10月2日に死去したトム・ペティ率いるトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのベスト・アルバム『グレイテイスト・ヒッツ』が登場。訃報を受けて急上昇し、週末の集計期間を含んでいないにも関わらず、84,000枚を売り上げた。32位には『アンソロジー』、122位には1979年リリースの3rdアルバム『破壊』がリエントリーを果たしている。次週も、その他のアルバムがランクインすることが予想される。

 3位には、デミ・ロヴァートの6thアルバム『テル・ミー・ユー・ラブ・ミー』がデビュー。週間ユニット数は75,000で、アルバムの売り上げは48,000枚、ストリーミングによるポイントが27,000、どちらも安定したポイントを獲得した。本作からは、今週のソング・チャートで8位にランクインしている先行シングル「ソーリー・ノット・ソーリー」がヒットし、アルバムのプロモーションに繋げた。2009年の2ndアルバム『ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン』が初の全米1位に輝き、前作『コンフィデント』(2015年)は最高2位だった。2作目となる首位獲得は逃したものの、2008年のデビュー作『ドント・フォーゲット』(最高2位)から、6作連続でTOP10入りを果たしている。

 続いて4位には、米ニューヨーク州ブロンクス出身の新人ラッパー、ア・ブギー・ウィット・ダ・フーディのデビュー作『ザ・ビガー・アーティスト』が初登場。これまでに、2作のミックステープとEP盤を1枚、10曲以上のシングルをリリースしてきたが、正式なスタジオ・アルバムは本作が初となる。初動ユニット数は67,000で、アルバムの売り上げは1万枚程度、ストリーミングによるポイントが大半を占めた。本作のヒットに繋げたのが、今年3月にリリースしたシングル「ドロウイング」。「トンネル・ヴィジョン」が大ヒット中だったラッパー、コダック・ブラックをゲストに招いたこの曲は、ポップ38位/ラップチャート11位のスマッシュ・ヒットを記録した。

 TOP5は全て初登場作品で、5位にはマイリー・サイラスの4年振りとなる新作『ヤンガー・ナウ』がデビューした。アイドル・シンガーとしてデビューした2007年の1stアルバム『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ2』、翌年リリースの2ndアルバム『ブレイクアウト』、そして「ウィ・キャント・ストップ」や「レッキング・ボール」などのヒット曲を輩出した前作『バンガーズ』(2013年)に続く、4作目の全米No.1獲得とはならなかったが、これまでのイメージを一新した、カントリーやブルースなどを取り入れた意欲作として、評論家から高い評価を得ている。

 14位には、R&Bシンガーのテイマー・ブラクストンが「最後のアルバムになる」と発表した『ブルーバード・オブ・ハピネス』がデビュー。24位には、米ワシントンD.C.出身のR&Bシンガー、タンクの8作目となるスタジオ・アルバム『サベージ』が初登場した。

Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、10月11日22時以降予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ナウ』シャナイア・トゥエイン
2位『グレイテイスト・ヒッツ』トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ
3位『テル・ミー・ユー・ラブ・ミー』デミ・ロヴァート
4位『ザ・ビガー・アーティスト』ア・ブギー・ウィット・ダ・フーディ
5位『ヤンガー・ナウ』マイリー・サイラス
6位『ストーニー』ポスト・マローン
7位『Luv Is Rage 2』リル・ウージー・ヴァート
8位『エヴォルヴ』イマジン・ドラゴンズ
9位『DAMN.』ケンドリック・ラマー
10位『÷(ディバイド)』エド・シーラン

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