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緊急用トラッカー「GOTOKY」は、オフライン下での遭難に備える注目グッズ

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人類史とは、災害との戦いの歴史でもある。

人的被害を最小限に留めるには、まず通信網の確立が必要不可欠だ。被災地にいる者との早急のコンタクトが、彼らの生死を分ける。だが、その時に通信会社の電波が生きているか否かははっきり断言できない。こうした非常事態では、電話も不通になる可能性が大きい。

だからこそ、携帯電話ではない小型無線機という手段が浮上する。

・オフライン下でも通信を可能に

クラウドファンディングサイト「Kickstarter」に登場した「GOTOKY」は、スマートフォンと連動する小型トラッカーである。

一見、何をもたらすのか予想できないデザインだ。だがこれはオフライン状況下でもメッセージの送受信を可能にし、位置情報まで特定してくれるという代物である。

スマホとはBluetoothで接続するが、その先は868MHz及び915MHzの周波数の電波を飛ばして、同じGOTOKYを持つ仲間と交信する。緊急の場合はビーコンを発することも可能だ。

最大レンジ幅は30km。ただし、GOTOKY所有者が上手く散開していればこのレンジ幅を越えた通信もできる。

・スマホとも連携!


連絡は専用アプリを介して行うわけだが、その使い勝手は我々が普段使用しているメッセージアプリと大差ないようだ。文字を打って送信すると、レンジ内にいる仲間のスマホに即時反映。より緊急性の高いメッセージを送る場合は、ボイスレコーダー機能を使う。

バッテリー持続時間は起動時最大72時間、GOTOKY本体はIP56基準の防水防塵性能を有している。

そしてこの製品にとって最も重要な機能は、やはりエマージェンシービーコンだろう。タップひとつで他の仲間のスマホに非常事態を伝える内容と、当人の位置情報が配信される。捜索の際は、この情報が手がかりになるはずだ。

通信機器に必要な認証も取得している。欧州のCEマーク、アメリカのFCCマークの2種類である。

・電波法の壁

Kickstarterでは、2台セットで107ユーロ(約1万4000円)からの投資を受け付けている。残り期限1ヶ月を残しているが、資金調達はすでに目標額の150%に到達している。

なお、この製品は日本への配送には対応していない。また、上記の周波数は日本では使用が制限されていることにも注意が必要だ。電波は国ごとに割り当てが決められていて、いかなる理由であろうとそれを破れば電波法違反で逮捕されてしまう。

海外クラウドファンディングでの投資の際には、このような点も気をつけるべきだろう。

Kickstarter

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