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ゲノム構造を3次元で可視化し、病気の解明に貢献可能なVRプラットフォーム「CSynth」

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英国では、「VR×遺伝子」でDNA・RNA鎖のインタラクティブな可視化を実現し、ゲノムの解読を促すVRプラットフォーム「CSynth」を開発するプロジェクトが進行中だ。

オックスフォード大学のMRCウェザオール分子医学研究所、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ、伊ナポリ大学の学者をはじめ、ソフトウェアエンジニア、芸術家らが知恵を出し合い原型が完成。

今年7月、英国王立協会主催のの科学関連イベント「サマー・サイエンス・エキシビジョン2017」で披露された。

・「VR×遺伝子」で病気のメカニズムを解明

人間の身体は無数の細胞によって出来ている。各々の細胞の中心にはデオキシリボ核酸、いわゆる「DNA」と呼ばれる物質が集まっており、このDNAの塩基の配列状況が遺伝情報を知るうえでの手がかりとなっている。とは言え、DNAは複雑であるがゆえに、解明が難航している。

そこで、複雑化したゲノム構造への理解を促す教育用プラットフォームとして開発されたのが「CSynth」だ。ゲノムシーケンスやコンピュータモデリング、顕微鏡でデータを抽出・統合し、ゲノム構造が3次元で再現されるようにした。

・バツグンの操作性を発揮

通常、人間の髪の毛の10分の1ほどのスペースに2メートルのDNAが収められている。したがって、専用の顕微鏡を用意しない限り観察不可能だ。

一方、「CSynth」ではVR技術によりゲノム世界へのアクセシビリティを改善。いつでもゲノム世界への没入感を体験できるようになっている。

「CSynth」をきっかけに人間の病気のメカニズムが解明され、新たな治療法のヒントが見出されることを期待したい。

CSynth

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