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なぜ今?国を持たない「最大の民族」が独立へ?

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なぜ今?国を持たない「最大の民族」が独立へ?
J-WAVEで放送中の番組「JAM THE WORLD」。10月から時間帯を変更し、新ナビゲーターのグローバーが、曜日別に登場するジャーナリストと共に、今の日本、そして世界で起きているニュースの本質に迫ります。

10月5日(木)のオンエアでは木曜日のニュース・スーパーバイザーの、ジャーナリスト・堀潤が登場しました。この日はノーベル文学賞の発表が行われ、イギリスの作家、カズオ・イシグロさんの受賞が発表されました。

堀は、今回も注目された村上春樹さんにも触れ、「これだけ世界中の人たちが注目する、しかも多言語に翻訳されて、日本から世界に発信される作家が現代にいるっていうこと自体、すごく大きいことだと思います」とコメント。ハルキストのみなさん、また来年に期待しましょう!

そして、新コーナー「UP CLOSE」では、「クルド人自治区の独立問題」について、現地取材されたジャーナリスト、志葉玲さんをお迎えしてお話をお聞きしました。

イラク北部にあるクルド人自治政府が、先月の末に独立の是非を問う住民投票を実施。独立賛成派が多数を占める結果となりました。この結果にイラク政府はクルド人自治区への圧力を強めているそう。

クルド人は、「国を持たない最大の民族」と言われており、3000万人ほどいるそう。第一次世界大戦後、彼らが居住していたオスマン帝国がイラクやイラン、シリア、トルコなどに分割されたことによって、クルド人も国境によって分断されてしまいました。イラクだけでも、北部に約500万人いるといわれているクルド人ですが、なぜ今のタイミングで独立賛成派の声が盛り上がっているのでしょうか?

「ズバリ言ってしまうと、クルド人自治区とイラク政府の関係が非常に悪化しておりまして…2014年に遡るんですけども、この時にイラク中央政府が『勝手にクルド人自治区が石油を売った』ということで、政府の予算の分配を止めてしまったんですね」(志葉さん)

これによって、クルド人自治区が財政難になってしまい、人々の生活が悪化してしまいました。そもそも言語や民族が異なっていたことに加え、「イラク中央政府は傲慢だ」という声が上がり、今回の独立の流れにつながったと、志葉さんは解説しました。さらに、予算をストップしただけではなく、民間からの自治区への送金も止めるという話も出てきました。これで困るのは、クルド人自治区に逃げているイラク国内避難民やシリア難民の人たち。そのため、難民を支援する人からは「これは難民・避難民に対する罰だ」という表現まで聞かれるほど。

「一番弱い立場の人たちが苦しむことに…。政府のお金が出ないことも大変なんですけども、民間のお金まで止めるのはやりすぎなんじゃないかと思いますね」(志葉さん)

この他、なぜイラク、アメリカをはじめ周辺国は独立に強い拒否反応を示しているのか、志葉さんが現地で取材した住民たちの声などをお聞きしました。

日本では入ってくる情報にも限りがあり、少し遠い話に感じてしまう人も多いと思いますが、平和を願う者としては、しっかりと考えていかなければいけない問題ですね。

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【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:月・火・水・木曜 19時−21時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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