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武装難民!? 今の日本で「難民問題」を考える

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武装難民!?  今の日本で「難民問題」を考える
J-WAVEで放送中の番組「JAM THE WORLD」(ナビゲーター:グローバー)のワンコーナー「UP CLOSE」。10月3日(火)のオンエアでは、火曜日の “ニュース・スーパーバイザー”として、ジャーナリストの青木理が、立教大学教授でAAR Japan(難民を助ける会)の理事長、長有紀枝さんをゲストにお迎えして、「難民問題」について考えました。

先日、麻生太郎副総理が発言の中で「武装難民」という言葉を使い、物議を醸しました。正確に言うと「武装難民かもしれない。警察で対応するのか。自衛隊、防衛出動か。射殺ですか。真剣に考えなければならない」という発言でした。

この発言に青木は、「『緊迫する北朝鮮情勢を念頭に、武力衝突など最悪の事態になれば北朝鮮から難民が来るかもしれない。その中に“武装難民”がいたらどうするのか? 射殺するのか?』という発言だったと思うんですが、この“武装難民”という言葉は非常に誤解を招きかねないし、これで果たしていいのかと僕は問題意識をもったわけです」と指摘します。

:そもそも「武装難民」という言葉はありません。麻生さんは「難民が護衛のために武器を持っていた」か、「武装勢力が難民のふりをしているか」のどちらかを指されたんだと思いますが…
青木:つまり、難民は難民であって、武装をしていたら“武装勢力”なわけですよね。
:そうですね。例えば、一般の人でも身の危険が及んで逃げる際に、武器が近くにあれば、それを持って逃げることは当然あると思います。でも、逃げた先=庇護国に着いて自分たちが保護されると分かれば武器を手放すと考えられます。
青木:この「武装難民」という言葉は、難民に対する偏見を助長しかねないと懸念されますよね。

では、今後、難民に混ざって武装勢力が日本に来ることは想定されるのでしょうか?

:海外で難民支援などをしていると、必ず武装勢力は難民のふりをして入ってきますので、その意味では十分に想定できることではあります。日本の場合、それらは海上保安庁が対応することになります。
青木:最終的に、難民か、武装勢力か、を選別しなくちゃいけないですよね?
:武器を持っている人はそうなりますよね。武器のチェックをして、武装解除してもらう必要があります。
青木:実際にそのような武装勢力が来るのかも含めて、その後のことも考えなきゃいけないですよね。
:ただ、そういうことを本当に狙っている人がいるとしたら、なにも難民に紛れて入らなくてもよくて、別の方法で攻めてくる可能性だって十分にあります。
青木:そういう意味では、難民に対して感情的にならず、偏見も持たず、ある程度の準備をしておく、という必要がありますね。
:そうですね。今までの事例を基に、いろいろな問題への想定ができると思います。

難民問題は今や世界共通の問題として、日本に住む私たちが「難民」になることがあるかもしれないという可能性も含めて、深く考えていく必要があるかもしれません。

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【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:月・火・水・木曜 19時−21時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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