コールドプレイ、ウィルコ、イマジン・ドラゴンズなど、アーティストたちが故トム・ペティを追悼
亡くなる前の週までステージに立っていた故トム・ペティの突然の死に音楽界が衝撃を受けている。多くのアーティストたちが彼の死を悼み、彼の音楽から受けた影響を噛み締めながら、40年間ロック界を牽引し続けた巨匠に敬意を表している。
自分たちのライブでカヴァーを披露したり、動画を撮影してSNSで発表するなど、様々な形でペティを追悼しているアーティストたちをまとめた。
◎コールドプレイ
ペティが死去した2017年10月2日に米オレゴン州ポートランドでライブをしていたコールドプレイは、「フリー・フォーリン」のカヴァーを披露し、観客も大合唱で応えていた。R.E.M.のリード・ギタリストだったピーター・バックもゲストで参加した。
「フリー・フォーリン」は1989年のソロ・アルバム『フル・ムーン・フィーヴァー』に収録されている。
◎ウィルコ
10月3日のテキサス州アービングでのライブで「ザ・ウェイティング」(1981年)を演奏したウィルコ。「ザ・ウェイティング」はアルバム『ハード・プロミス』からのリード・シングルで、1981年6月の米ビルボード・ソング・チャート”Hot 100”で19位を記録した。
◎イマジン・ドラゴンズ
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ(TP&THB)の「アイ・ウォント・バック・ダウン」を楽屋で演奏したイマジン・ドラゴンズのメンバーたち。10月3日のカリフォルニア州マウンテンビューでのコンサート前に録画されたと思われる映像では、アコースティック・ギターを弾くメンバーに囲まれてダン・レイノルズが娘の一人を抱きかかえて歌っている。
「アイ・ウォント・バック・ダウン」も『フル・ムーン・フィーヴァー』に収録されている。
◎ザ・ナショナル
ザ・ナショナルのマット・バーニンガーとギターのブライス・デスナーがペティの「ダメージド・バイ・ラヴ」を歌っている映像をSNSに投稿した。キャプションには、「1日中トム・ペティの歌を歌っている。これらの素晴らしい音楽をありがとう」と添えてある。
「ダメージド・バイ・ラヴ」はベティにとって3枚目で最後となったソロ・アルバム『ハイウェイ・コンパニオン』(2006年)からの楽曲。
◎フリート・フォクシーズ
フリート・フォクシーズのフロントマン、ロビン・ペックノールドは、10月3日にシカゴ・シアターで行われたライブのアンコールに一人で登場し、ラスベガスの銃乱射事件について言及した後に「Don’t Come Around Here No More」をカヴァーした。TP&THBの『サザン・アクセンツ』(1985年)に収録されている。
◎キャンドルボックス
キャンドルボックスのリード・シンガー、ケヴィン・マーティンは10月2日にロサンゼルスのヴァイパー・ルームで行われた自身のライブで、メンバーのロビン・ディアズ(ドラム)、Scott Weiland and The Wildaboutsのトミー・ブラック(ベース)、パドル・オブ・マッドのマット・フラー(リード・ギター)、そしてムミー・トローリのエリック・ヒメル(リズム・ギター)と共に「フリー・フォーリン」をカヴァーした。
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