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【どんなクルマと、どんな時間を。】マツダ ロードスター(初代)× いつかは愛車を息子に……と夢見るパパ

車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは『どんなクルマと、どんな時間を。』?

▲ご自宅前のガレージには、車だけでなく、子供たちのおもちゃや自転車、アウトドアグッズが。親子のワクワクがいっぱいに詰まっている

▲ご自宅前のガレージには、車だけでなく、子供たちのおもちゃや自転車、アウトドアグッズが。親子のワクワクがいっぱいに詰まっている

学生時代の思い出が唐突に蘇り、衝動買い

ボディカバーがかけられた部品取り用初代マツダ ロードスターの隣にもう1台、ブリティッシュグリーンの初代ロードスター。井上大輔さんご一家の、普段使いしているホンダ フリードとは別の「もう一つのファミリーカー」だ。

今から4年前。仕事帰りに通りかかった販売店の展示場で、井上さんはたまたまこの個体を目にした。すると、学生時代に父から譲ってもらい乗っていた初代ロードスターの様々な素晴らしき思い出が唐突に蘇り、いてもたってもいられない精神状態になってしまったという。

3日後、ふと気がつくとその販売店でロードスターの契約書にハンコを押していた。

▲井上さんご一家と愛車のロードスター。ちなみに、ガレージの外にちらっと見切れているのが部品取り用の旧愛車

▲井上さんご一家と愛車のロードスター。ちなみに、ガレージの外にちらっと見切れているのが部品取り用の旧愛車

ロードスターとはいえ、子供を乗せてのんびり走る。それでいい

購入当時2歳だった長男・陽翔くんは最初、初代ロードスターのいかにもスポーツカーらしい排気音を怖がり、泣きじゃくった。助手席に乗るどころの騒ぎではなかったという。

しかし今ではロードスターと、そして井上さんがその後ネットオークションで(レア物ゆえかなりの高値で)息子のため落札したペダルカーのロードスターは、彼の一番のお気に入りだ。買い物のため近くのスーパーへ、そしておもちゃを買うためちょっと遠方の街へ父と2人、いつだって屋根全開で出かけていく。

▲こちらがレアなペダルカー。今年の軽井沢・ロードスターミーティングでは、この写真のようにキャリアに積んで参加し、注目を集めていた。実は今回の取材も、この光景に目を引かれた編集部員が井上さんに声をかけたのがキッカケ

▲こちらがレアなペダルカー。今年の軽井沢・ロードスターミーティングでは、この写真のようにキャリアに積んで参加し、注目を集めていた。実は今回の取材も、この光景に目を引かれた編集部員が井上さんに声をかけたのがキッカケ

▲ペダルカーのリアには、参加したイベントのステッカーなどが貼られている

▲ペダルカーのリアには、参加したイベントのステッカーなどが貼られている

前述の、学生時代に父から譲ってもらったロードスター(実はそれは現在の部品取り車だ)に乗っていた頃は、それなりにかっ飛ばしていたという井上さん。しかし現在は自分だけでこの車に乗る機会はほとんどなく、たいていは週末のみ、陽翔くんを乗せてのんびりと走る。

「でも、それでいい」と思っている。特にスピードは出さずとも、この名車の味わいと、そしてそれに乗って子供たちと過ごす穏やかな時間そのものが、井上さんにこの上ない喜びを与えてくれるからだ。

▲親子水入らず「いつもの時間」。陽翔くんが大きくなり運転免許を取ったら、自分のロードスターを譲る、というのが大輔さんの夢だという
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