ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

【Interview】NFCをIoTに応用!多彩なサービスを可能にする新製品「CORONA」に迫る

DATE:
  • ガジェット通信 GetNewsを≫
10センチメートルほどの至近距離からデータ通信する、無線通信の標準規格NFC(Near Field Communication)。対象となるデバイスに“かざす”だけで、簡単にデータの送受信ができるこの技術は、交通系ICカードをはじめ、オフィスの入退室やオサイフケータイなど、多くの場面で活用されている。

このNFCをIoT製品に応用したのが、「CORONA(コロナ)」だ。iPhone/Android端末に搭載されているNFCを使って、各種サービスと連携する本品。実店舗や企業の販売促進をサポートするシステムとして、さまざまなシーンでの導入が期待される。

開発元は、2010年創業のコノル。代表取締役の溝田 隆明(みぞた たかあき)氏に、詳しい話を聞いた。

・開発に弾みをつけたiOS11のNFC機能開放

Q1:まずは、このような製品を開発するに至ったきっかけから、お聞かせください。

弊社では1年ほど前から、IoTの開発を急速に進めてきました。その中の一つが、「CORONA」です。開発の後押しとなったのは、Apple社のiOS11におけるNFC機能が、開発者に対して開放されたことです。

Androidではすでに、NFCを使った開発が可能でしたが、iPhone7が出た当時のiOS10ではまだ不可能で、あくまでもSUICAなど、限定的な利用のみでした。その環境と条件が整ったため、開発に至った次第です。

Q2:他のIoT製品との決定的な違いは、どこにあるのでしょうか。「CORONA」ならではの特徴と併せて、教えてください。

「CORONA」は、NFCの機能を持っています。NFCは無電源でも動作するため、電源がない場所でも、NFCに書き込んだデータ(最大8KB)を、いつでも読み込むことが可能です。このデータを利用しながら、リアル店舗などと連携し、さまざまなサービスを展開できます。データの書込みがiPhoneからできる点も、大きなポイントです。

今後は、既存のアプリに組み込めるよう、SDKを提供する予定です。SDKが導入されれば、既存のアプリからすぐに、NFC機能を利用できるようになります。

・タッチ1つでオーダーやメニュー表示が可能に

Q3:本品を導入することで、ユーザーはどんなメリットを得られるのでしょうか。

今回提供するサービスの一つに、“Wi-Fi HELPER”というものがあります。飛行場やカフェといった施設に、利用可能なWiFiがあった場合、「CORONA」をタッチするだけで、アクセスできる機能です。

今までは、IDとパスワードを確認して、手入力していましたが、そのような手間が不要になります。その他、飲食店での注文やメニュー表示など、さまざまなシーンでの利用を想定しています。

Q4:導入・提携先は、すでに決まっているのでしょうか。 現在の状況と今後の展開について、教えてください。

すでにカフェやバーなど、導入が決まっているところもあります。当社の想定よりも、多くの注文をいただいているため、追加生産を急ピッチで進めている状況です。特に、“WiFi HELPER”でのご注文が多く、弊社としましても完成から運用まで、全力で取り組んでいく所存です。

現在は、NFC単体で「CORONA」システムを使った基板や、シールなどの研究・開発に臨んでいます。より身近に使ってもらえるよう、「CORONA」製品シリーズのさらなる展開を考え、プロジェクトを進めていくつもりです。

世界中で、NFCの導入が加速している昨今。本品がうまく市場に浸透すれば、日本国内での利用者数増加にも、弾みがつくかもしれない。これからの展開に、大いに期待したい。(取材・文 乾 雅美)

CORONA

カテゴリー : デジタル・IT タグ :
Techableの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。