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「素直じゃない…」イラッとする『後輩女子』にどう向き合う?【働く女性相談室】

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「素直じゃない…」イラッとする『後輩女子』にどう向き合う?【働く女性相談室】

「働く女性の成功、成長、幸せのサポート」という理念のもと、キャリア支援やコンサルティング、現在では結婚コンサルタントなど、幅広い領域で活躍されている川崎貴子さん(川崎さんの記事一覧)。

人材コンサルティングの経験と、女性経営者ならではの視点から、のべ1万人以上の女性にアドバイスをしてきた川崎さんが、「“働く女性”に立ちはだかるさまざまなお悩み」に、厳しくも温かくお答えするこのコーナー。

第六弾は、「『アドバイスをなかなか受け入れてくれない後輩女子』の指導」に悩む女性からのご相談です。

素直じゃない…イラッとする「後輩女子」にどう向き合う?【働く女性悩み相談室】

<今回の相談内容>

中途入社してきた後輩女子にどう指導したら良いか悩んでいます。彼女の担当になって数か月経ちましたが、なかなか彼女に成績が付いてきません。

もっと成長してほしいと思い顧客フォローのやり方などをアドバイスすると、「私はこっちのやり方がいいと思う」と突っぱねられてしまいます。細かく見てあげたり、質問してくるのを待ってみたりと教育のやり方を変えて試していますが、どれもうまくいきません。

女性の後輩はどう扱えば良いんでしょうか?教えてください。(営業・28歳)

回答者:川崎貴子

川崎貴子氏

リントス(株)代表。「働く女性に成功と幸せを」を理念に、女性のキャリアに特化したコンサルティング事業を展開。

1972年生まれ、埼玉県出身。1997年、人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を手掛け、2017年3月に同社代表を退任。女性誌での執筆活動や講演多数。(株)ninoya取締役を兼任し、2016年11月、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」を立ち上げる。婚活結社「魔女のサバト」主宰。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は1万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。12歳と5歳の娘を持つワーキングマザーでもある。

「女性マネジメントは難しい」とお嘆きの男性管理職は多いですが、実は女性同士の方が難しいのだと、最近あちこちで耳にするこの頃。まずは相談者さんの心中お察しいたします。彼女の担当ということであれば、放っておくわけにもいきませんしね。

この手強い後輩は、もしかしたら相談者さんのマネジメントスキルをアップさせるために、神様か会社か上司が配置したキャラかもしれません。人生はマネジメントに満ちていますし、言う事きかない年下のボスキャラはこの後もガンガン現れるので、ご自身のスキルアップと思って取り組まれるといいでしょう。

その際、間違っても、「後輩のために!」「チームの為に!」と酔っぱらわない事です。

このような素直さに欠ける後輩は、先輩や上司の自己陶酔に敏感です。日々思春期のボスキャラ(長女、12歳)と格闘している私の実体験なので是非魂に刻んで臨んでいただきたく。

実際の所はその「後輩女性」に会わないと解りかねますが、予想できるタイプと対処法をまとめてみました。彼女はどのタイプかどうか照らし合わせて、参考にしていただければ幸いです。

1.プライド高く、心を閉ざす【チャック女子タイプ】

外見は女性でも思考パターンが男性に近い人によくあるケース。一般的な男性と同様、コミュニケーションの概念が「情報の伝達」なので、無駄話や慣れあいは苦手。「いつかは必ず結果を出す」と決めているので、マメに報告する事も、過程に口出しされることも極端に嫌う。今結果が出てなくても「自分はできる人間」だと思っているので成長が遅い。

【対処法】

目標数字だけコミットさせて後は任せるのが効果的。「信用してるから任せる」という態度で接するが吉。コミットした数字がいつまでも伸びない場合、さすがに路線変更をしなければならない事に自分が気づかないと変われない。相談内容にある「私はこっちのやり方が良いと思う」と突っぱねられた際、先輩としては「何故そう思うのか?」を問い、フラットに対等に議論できるとチャック女子は心を開く傾向がある。顔色を窺ったり、媚びたりするのは厳禁。褒めるときは数値を持って褒め、彼女のプライドを守り、尊重してあげることが大切。

2.査定以外は気にしない【「権威にコミット」タイプ】

役職者や人事考課者の言う事は聞くが、それ以外の社内人間関係はフラットであり、言う事を聞く存在ではないと思っている。先輩は同僚と同じ感覚なので指導されたいとは思わないし、先輩は指導するべきじゃないという思想。ただ、役職者や人事考課者の言う事を聞く理由は「査定に響くから」オンリー。「成長」とか「やりがい」とか「協力」などというキーワードを嫌い、会社は給与をもらう所と割り切っている。

【対処法】

このタイプはとにかく権威にのみ従うので、彼女に声を届けようと思うのなら、相談者さん自身が死に物狂いで出世する以外に道は無い。営業ならば数字を出しまくり、試験があるのならチャレンジし、後輩の指導担当によく任命されるのであれば「頼られている」なんて曖昧な立場に甘んじず、上司に実績を携えて交渉すること。「後輩のマネジメントの為にも役職をつけてくれ」と。

3.今後の人生に思い悩む【マルチタスク混乱タイプ】

プライベートや将来の事、スキルアップやキャリアの不安などなど、自分の人生に課題がありすぎて目の前の仕事に集中できない。今までは器用に生きてきたが、20代半ばになって悩みが怒涛の如く押し寄せ、今現在の自分では解決不可能な悩みも脳内でリフレインさせている。「責任」「コミット」という言葉が嫌い。彼氏は今いないけれど、来年の自分はもしかしたら結婚しているかもしれないから、新しい仕事を受けたり、一生懸命仕事をする事に意味を見出せない。

【対処法】

コーチングスキルを使ってじっくりと話を聞き、彼女のこんがらがった悩みをほぐし、一緒に整理する事。解決できる問題と解決できない問題、仕事とプライベートの悩みを分けて、緊急度や重要度を可視化できるようにして、中長期計画を一緒に作るようにカウンセリングすること。根気も時間もスキルも必要だが、「マルチタスク混乱タイプ」は先ず傾聴に時間をかける事で「信頼と好感」を勝ち取る事ができる。更に「自分で努力すれば解決すること」と「目標」が頭の中でリンクするようになれば人が変わったように成長する傾向がある。

私が「相談者さんの後輩女性に当てはまるかも?」と思ったのは上記の3パターンでした。

その他にも、女性が女性をマネジメントする際に気を付けなければいけない事はたくさんありますが、それはまたの機会に。

彼女がどんなタイプであれ、仕事の喜びや楽しさを伝えてあげてください

彼女がどんなタイプであれ、仕事の喜びや楽しさを伝えてあげてください

どんなタイプの女性であっても、最初は皆、希望や夢を持って入社してくるものだと私は思っています。後輩や部下が様々な「タイプ」をこじらせる前に、仕事の喜びや楽しさを伝えられる上司や先輩が職場に増える事、何よりその人たちが生き生きとそれを体現している事を願ってやみません。

最後に、「日本でいちばん大切にしたい会社」、社員の7割が知的障碍者であり、チョークでシェアナンバーワンの日本理化学工業。その創業者である大山康弘会長の言葉を紹介したいと思います。

「人間の究極の幸せとは、人に愛されること、人に褒められること、人の役にたつこと、人から必要とされること、である。」

「そして、愛以外の全ては働くことによって得られる」

働く事で幸せになれる事を、私も部下の女性達に伝え続けて行きたいと思っております。悩みは尽きませんが(笑) 共に頑張ってゆきましょうぞ。 →川崎 貴子氏の記事一覧

→川崎 貴子氏のプロフィール

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