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なぜ人は「既読スルー」でダメージを受けるのか?

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なぜ人は「既読スルー」でダメージを受けるのか?
J-WAVEで放送中の番組「TOPPAN FUTURISM」(ナビゲーター:小川和也・相楽樹)。10月1日(日)のオンエアでは、精神科医の名越康文さんをお迎えしました。

名越さんは、1960年、奈良県生まれ。専門は思春期精神医学、精神療法。臨床に携わる一方で、テレビ、ラジオでコメンテーターや映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中です。この日は、「恋愛を振り回すテクノロジー」というテーマでお届けしました。

「なぜ、LINEで既読スルーされた人は心理的にダメージを受けるのか」という話題になり…

名越:それは、相手が悶々としてるとか、モジモジしてるってことを、例外的にしか想像できないような背景がありますよね。
小川:想像と傷つき方が変化してきてるとか。最近だと例えば、インスタグラムに彼氏と一緒に写った画像を投稿したり、一方ではそれを消したりすることがあるじゃないですか。
名越:そうですね。毎日画像を投稿している人が、2日ほど投稿をしていなかったら「大変なことが起こってるんじゃないか」「ひどいことが起こってるに違いない」とかね。
相楽:私の友達も多いです、そういう状態。
名越:でしょ? なので、間隔が少しでも空いただけで、この世からスルーされているように感じてしまうんじゃないでしょうか。

相楽は、友達がインスタグラムで恋人とのデート写真を投稿していることに触れ、「散々、インスタグラムのページが彼氏で埋め尽くされていたのに、ある日突然、彼氏との写真だけが消えている時があって(笑)。これはたぶん別れたんだなって思うことがあります」と話すと、名越さんは「そんなことは、人類の歴史が始まって以来」と指摘します。

名越:自分の心よりも先に、周りが分かってしまうという状況が起こっていますよね。自分では「彼氏と別れるか、どうしようか」と迷っていて、彼の写真を投稿できない時に、実際は別れてないのに、周りからは「別れたんだ」って思われて、メールとかで慰めたりされるでしょ。これって、実は大変な状況が起こってるんだなって思うんです。
小川:そもそも恋愛って、もう少し、1対1の秘匿的な行為だったけど、人を巻き込み、人の目線を気にすることが、今の時代の恋愛事情として非常に目立ってきてますよね。
名越:そうですね。「すてきなプールに行きました!」って書いて、そこにトロピカルフルーツを載せてリア充をアピールするとか、美味しいものを食べてリア充をアピールするとか、それと同じように恋愛もリア充の対象になっていて、人に見せびらかすものになってるんですよね。

そして名越さんは、「人生は誰だって壁にぶつかるんです。そんな時に『何が頼りになるかのか?』と聞くと、多くの人は、友人や恋人やパートナーが何かを言ってくれるかではなく、その人たちの存在を感じることだと言うんです。いつも周りからリア充とうらやましがられる人であっても、いざ自分に葛藤が生じて悩みが訪れると、頼りにするのは『そばにあの人がいてくれる』って。沈黙して微笑んでくれる人なんですよね」と語っていました。

テクノロジーの進化によって変化していくコミュニケーション。これからさらにどんな方向に向かっていくのか、気になるところです。

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【番組情報】
番組名:「TOPPAN FUTURISM」
放送日時:毎週日曜 21時−21時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/futurism/

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