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卵を食べて全身に蕁麻疹が!我が子の卵アレルギー克服記

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息子は生後4か月のときにアトピー性皮膚炎と診断されました。

乳児湿疹にしては長引くな~と小児アレルギーの専門の先生のクリニックを受診したところ、これはアトピーですよと。

それからは医師の指示のもと日々入念な保湿、皮膚の調子が悪い時にはステロイド軟膏と、かなり神経を使ってケアしてきました。

もともとアレルギー体質がベースにあるとすると、もしかしたら食べ物にもアレルギーが出るかもしれないな・・・と思い、離乳食が始まってからは食事の方もかなり慎重に食材を選びながらやってきました。

生後11か月の頃、そろそろ卵を与えてみようか、と思ったのですが、卵といえば食物アレルギーの王道。もしもアレルギーがでたら怖いな、と事前に医師のもとを訪れ、プリックテストというのをやってもらいました。

皮膚の上に直接アレルゲンとなる物質を少しだけ置いてみて、赤み等出るか見るというもので、息子は卵のプリックテストは陰性だったので安心して卵を与えました。

最初はひとさじから、少しずつ量を増やしていっても特にアレルギーを起こす様子はありません。よしよし、卵は結構いろんな食品に入っているし、なにより美味しいお菓子なんかにはだいたい入っているもんね。よかった、食べられて。と安心していました。 関連記事:卵アレルギーのある1歳の息子。家族で楽しめるイベント食を作りたい!

ところが。

しばらく卵を与えずに、久しぶりに卵の入った煮物を作って食べさせた時のことです。食べ始めて10分くらいすると、唇まわりの皮膚にかすかな赤みが。

でもこの頃は皮膚がまだ弱く、どんな食材でも口周りの皮膚に付着すると赤くなったりしていて、食事前にはワセリンを塗ってから食べさせたりしていたので、食べ物の刺激かな?ワセリン塗り足りなかったかな?くらいに考えて気にしませんでした。

息子は少し食べるのを嫌がるようなそぶりもみせましたが、それもよくあることだったので「ちゃんと食べようね~」なんて言いながら結構な量を食べさせてしまったのです。

そして食後30分頃、息子が首のあたりをしきりに気にする仕草をして、ぐずぐずと泣いています。

どうしたのかと見てみると、首の後ろから背中まで、ものすごい蕁麻疹がでています。まさか!と顔をみると、顔も口、目を中心に腫れていて、しかもみるみるうちに蕁麻疹が全身に広がっていきます。

「卵だ!でもなんで!?検査は大丈夫だったのに」

慌てて病院へ連れて行こうと車に乗せました。かなりひどい蕁麻疹で、息子もずっと泣いています。気持ちが動転してしまい、病院までの道を間違えてしまったり。

そうこうするうちに息子が咳をし始めたと思う間もなく、車の後部座席で大量に嘔吐しています。4~5回は吐いてしまいました。

私はもうパニックでしたが、息子も吐いた自分に驚き大泣きしていたので「大丈夫、大丈夫」と声をかけながら病院へ向かいました。

結果としては吐いたことでかなり楽にもなったようで、水分もとれていたので、病院で2時間ほど様子をみて蕁麻疹が治まってきたので帰宅しました。

つい先日のプリックテストが陰性だったのに、突然アレルギーを起こすことがあるのかと医師に尋ねると、そういったことはあるそうで、結局はどんな検査よりも「食べてみないとわからない」というの結論だとのこと。

元も子もないようですが、実際にいくら血液検査でアレルゲンを特定しても、実際には食べることができたり、また逆に検査結果にはでていなくても食べるとアレルギー症状が起きるということも、よくあるそうなのです。

息子は半年ほどは卵白のみ完全除去しましたが、卵黄は大丈夫なら食べさせておくよう医師に言われ、ゆで卵の黄身の部分だけ料理に混ぜて与えていました。

その卵のゆで方も、その先生のクリニックではいつも同じ鍋、同じ火力で何分間と、細かく決められていて、そして3日以上卵を食べさせるのを空けないようにともいわれていました。

正直、かなりひどいアレルギー症状を起こしているのを目の当たりにしているので、卵を与えること自体に抵抗があったのですが、完全除去はどうしても必要な場合(例えばほんの少しだけの摂取でもひどいアナフィラキシーを起こすなど)以外はせず、少しずつ食べさせて行くのがが現在の治療の主流であるとのことでした。

「それをしていないと、一生卵食べられなくなるよ」と医師に言われ、びくびくしながらも卵を与え続けました。

アレルギーを起こしてから半年後、いよいよアレルゲンである白身も食べ始めようということになり、医師のもとで負荷試験です。

このクリニックでは、ある製菓メーカーのクッキーを、1/16から与えるとういうやり方でした。大丈夫なら少しずつ増やしていき、クッキー2枚を食べられたら次は錦糸卵です。

最初は3㎜×1㎝からスタート。この錦糸卵も、焼き方に細かな指示がありました。様子を見ながら少しずつ量を増やしていき、錦糸卵10㎝×17㎝まで食べられたところで次は固ゆで卵にステップアップ。

15分間の固ゆで卵を1/16から始めて1/2でゴール、次は12分の固ゆで卵へと進みます。その次はかきたま汁で、最後はマヨネーズOKで卒業とのこと。

このステップアップの流れからもわかるように、卵アレルギーの場合、食べる量もさることながら加熱の程度がアレルギーの程度と関連していることがわかります。

生に近いほど、アレルギーも起こしやすいということなんですね。

負荷試験はステップアップのたびに、初回のみ医師のもとで行い、あとは家庭で様子を見ながら進めていきます。 関連記事:1歳の子に伊勢海老や玉子かけご飯ってあり?子どもの食物アレルギーについて小児科医 森戸やすみ先生に聞く

かなり手間もかかりますし、もしアレルギーを起こしたら、と怖さもあります。

でも息子も少しずつ卵を食べる練習をしているんだとわかってきて頑張るようになってきていますし、その姿に励まされ私もこまごまとした卵の調理をやっています。

乳幼児期に発症する食物アレルギーは克服できる可能性が非常に高いと聞きますし、今のこの地道な努力が、将来美味しいものをたくさん食べられることにつながるんだと思い、親子二人三脚で頑張るのみです。

まだ卵の入ったケーキが食べられない息子のために、手作りの卵なしクリスマスケーキや誕生日ケーキを作っているのですが、本来ずぼらな私は息子にアレルギーがなかったら絶対にやらなかったことだと思います。

そう考えると、アレルギーのおかげでママの手作りを食べさせてあげられたかなとも思いますし、いつかそう笑って振り返ることができるように、克服目指してこれからも頑張っていこうと思っています。

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著者:meshu

年齢:43歳

子どもの年齢:2歳

不育症治療の果てに、待望の我が子を40歳で出産しました。妊娠中は深部静脈血栓を発症し長期入院、出産も緊急帝王切開で、まさに命がけになってしまいましたが、子どもを授かれたことは人生最大の喜びでした。更年期にさしかかりつつある身体に鞭打って、息子と日々楽しく暮らしています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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