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日本の海が危ない!? 深刻化する「磯焼け問題」とは

日本の海が危ない!? 深刻化する「磯焼け問題」とは
J-WAVEで放送中の番組「JAM THE WORLD」(火曜担当ナビゲーター:堀潤)のワンコーナー「BREAKTHROUGH!」。9月26日(火)のオンエアでは、東京海洋大学准教授の藤田大介さんをゲストに迎え、お話を伺いました。

今年はサンマが全国的に不漁というニュースが伝えられていますが、漁業関連でいうと、高級食材のウニにも異変が起きているそうです。実は今、全国の沿岸部でワカメ、コンブ、アオノリ、テングサなどの海藻類が磯から姿を消す「磯焼け」という現象が深刻化しているのだそう。さらに、そうした“餌”を失ったウニの実を開けると、中身がスカスカだという事態が発生しているのだそうです。

水産省の「磯焼け対策ガイドライン」の策定にも携わった藤田さんは、「浅い海の岩場には色とりどりの海藻が藻場を作っていますが、その藻場が衰退し回復せず、不毛な状態が続く現象を『磯焼け』と呼んでいます。この現象は、水温が高くなり、それによって、ウニや、海藻を食べる魚が海藻を食べてしまうことが大きな原因です」と説明してくれました。私たちがなんとなく感じている海水温の上昇など自然環境の変化が、実際に現象として現れているのだそうです。

「水温の上昇のような自然の変化もありますが、その他にも、人間の手によって海岸を変えすぎたり、漁業で乱獲をしてきたことも含め、ツケが回ってきたのではないかと考えています」(藤田さん、以下同)

磯焼けは世界でも日本が最も古くから気付いていた現象のようで、「磯の焼け」という表現が使われ始めたのは1885年(明治18年)だそう。その後、1950年代、1980年代、そして、今世紀に注目を集め、昨今の地球温暖化がさらに磯焼けの深刻化に拍車をかけているそうです。

番組後半では、国や自治体、漁業者、そして一般消費者がそれぞれの立場で磯焼けに対して何ができるか、具体的な対策を藤田さんにお伺いしました。

「まず漁業者は、自らの生活の糧を得る場として、日々の藻場のモニタリングをして、異変がないかを記録すること。植食動物の除去、海藻の移植など率先して行うこと。自治体は対策の補助制度を導入するなど、適切な対応を指導することによって、対策が上手くいっているのか評価したり反省したりして、対応の継続や拡大をしていくこと。そして一般消費者は、できれば海に足繁く通って浜の実情を知り、地域の集いや学校などで話し合いの場を持つことが重要ですね」

時には海や山など日ごろから自然に触れることで、環境の変化について身をもって感じることも重要なことかもしれません。

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【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:平日 20時−22時(※10月からは19時―21時です)
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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