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3回目の流産!夫にも言えない私の気持ちや感情をくみ取ってくれたのは…

ふたりめを考え始めたのは、娘が3歳になる頃。

私自身4歳差の姉妹であったこと、娘の断乳も遅かったり、つわりがひどかったこともあり、妊娠したいと思えるようになったのがその頃でした。

妊娠を考えて2か月目くらいに、すぐ妊娠がわかりました。

その頃は何も考えず喜び、周りの妊婦のママ友を見ては「また同学年で産めるのかな」と考え、ウキウキしていました。

しかし病院へ行ってみると、明らかに小さな胎嚢。

心拍も見えるだろうと行ったタイミングなのに…と、なんとなく不安になりました。

その後、心拍は見えたものの、7週で出血と共に流産。

悲しかったけれど、流産経験者も周りにいたので、「また次に」と思える状態でした。

次の妊娠が分かったのはそれから3か月後。

つわりと闘いながら娘の習い事の送り迎えをしていたので、周りの友人からも「もしかして妊娠してる?」と言われることもありました。

そんなときは否定もせず、「まだ病院行ってないんだけどね」と答えていました。

しかし病院に行ってみると、次は平均の大きさのタイノウの中に大きく目立つ卵黄嚢。まるで箱の中の大きな風船に押し潰されてるような赤ちゃん。

「こういう場合、赤ちゃんが栄養取れてないことが多い」と言われました。そしてその後、心拍が止まってしまった赤ちゃんを手術で出しました。

その頃から、不育症を意識。

有名な病院で何ヵ月も待ち、検査を受けました。

「何か原因があるはずだから知りたい」という気持ちと、「しかしわかったところで生むまでに毎月何万もかかる治療が必要だったらどうしよう…」という不安な気持ちを持ち合わせていました。

結果、どの項目にもひっかからず…聞いたときは、安心しました。

「でも本当に運が悪いだけだったの?」と、不安は無くなりませんでした。

それから娘は入園し、私も新しい仕事が決まり、少し落ち着いた冬。

また妊娠がわかりました。その妊娠では浮かれることもなくただ冷静でした。

病院へ行くと、ちゃんと育った胎嚢、そして次の週にはしっかりと見えた心拍。

「今回こそは!」と、だんだん明るい気持ちになっていった妊娠9週目。

幼稚園が休みの娘と一緒に行った検診で、大きくなった赤ちゃんの心拍が止まっているのがわかりました。 関連記事:検診のたびに「心臓は動いていますか?」流産を経験すると不安が消えない

娘はモニターを見ながら、「ママと(娘)の赤ちゃん?!」と大興奮。

頭が真っ白で血の気が引いたのを今でも忘れません。

パニックになっている娘に言葉をかけてあげることさえできませんでした。

娘は説明する先生に、「ママの赤ちゃん、可哀想じゃん!」と。私は娘を連れてきたことを後悔すると共に、娘の強さに支えられもしました。

流産のあと、上の子がいるとゆっくりもしてられません。

ひとりで心の整理をする暇もありませんでした。

しかしふとしたことで、涙が止まらず大泣きしてしまうこともありました。

そんなときは娘が、「ママ、赤ちゃんいなくなっちゃったから悲しいのね」「大丈夫よ、もう泣かないのよ」と涙を拭いてくれ、抱き締めてくれました。

友人や夫の前ではなかなか吐き出せなかった感情は、小さな娘がたくさん汲み取ってくれました。

関連記事:また流産になったらどうしよう!妊娠初期の不正出血に膝ががくがく震える

女性は、きっと「妊娠したかも」と思った時点で母になってしまうんだろうと思います。

どんなに赤ちゃんが小さくても、例え心拍が見えない状態での流産であろうとも、自分の子どもを失ってしまうことには変わりなくて…。

流産の辛さは本当に、本当にツライものです。

私も流産をきっかけにたくさんツライ思いをしてきました。

流産をした後、友人の妊娠がわかり、予定日が同じ頃だったことが何回かあります。

大きくなるおなかを見て、元気に生まれてきた子を見ては、「私もこうなるはずだったのにな…」と、思ってしまったりしました。

流産直後に、「ふたりめ考えないの?妊娠にはコレが良いらしいよ!」とか言われたこともありました。

また、「妊娠したかもしれない」と言ったことを忘れてしまい、久しぶりに会った友達に「今何ヵ月になった!?」と言われたこともありました。

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