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間違いにもいろいろある!?「校正・校閲」の仕事

間違いにもいろいろある!?「校正・校閲」の仕事
J-WAVEの番組「JAM THE WORLD」のワンコーナー、「LOHAS TALK」(ナビゲーター:小黒一三)。9月25日(月)のオンエアでは、株式会社鴎来堂代表取締役の柳下恭平さんをゲストにお迎えしました。

柳下さんは1976年、愛知県出身。様々な仕事に就かれた後、世界放浪の旅を経て、2008年に校正・校閲を手掛ける鴎来堂を設立しました。現在は出版に関する様々な事業に取り組んでいます。

校正・校閲はシンプルに言うと、「情報が世の中に出る前に間違いを見つける仕事」で、本の場合は出版の前に本の間違いを見つけることだそうです。

ただ、その“間違い”というのは見方によって定義が違うそうで、柳下さんは「もちろん、文章の誤字・脱字のような間違いを探すこともやりますが」と前置きしつつ、「例えば、小学3年生の漢字のドリルに、小学4年生で習う漢字が載っている場合、それは日本語としては合っているけど、小学3年生としては間違いなんですよね。他にも、名古屋を舞台にした小説の場合、登場人物はちゃんと名古屋弁を話しているか。また、商標に誤りがないか。差別語、不快表現。レシピだったら、『大さじ1杯』と『15?』は同じ量ですが、表記が混じっていると分かりづらい。『にんじん1/2本』と『にんじん200g』も混じっていると分かりづらい。そのような、“間違いじゃないけど間違い”を見つけていくのが校正・校閲の仕事です」と教えてくれました。

現在、鴎来堂は50名くらいの従業員がいるそうです。都内に同じような会社があるかという話になると、

「鴎来堂は書籍を専門に扱い、主に版元さんからゲラをお預かりして社内で確認しています。そのように、“持ち帰って、読み終わって、返す”という業態は都内にほとんどないと思います。雑誌などの校了前に人が会社へどっと押しかけ、みんなでわっと対応する派遣業のような業態はあると思います」と柳下さん。

仕事内容を聞いた小黒は、「鴎来堂は読者の立場で校正・校閲をしている」と感じたようですが、柳下さんは「間違いには“知っていた方が拾える間違い”と、“知らない方が拾える間違い”があるんですよね。専門性が高くなるほど、知らないと見つけられない間違いになっていきますが、読者の立場の多くは知らない立場で読むので、どちらの立場でも校正・校閲をしています」と話してくださいました。

普段、みなさんが何気なく読んでいる本は、 校正・校閲というたくさんの間違い探しを経ているのですね! 9月29日(金)まで、柳下さんに校正・校閲について伺います。

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【番組情報】
番組名:「LOHAS TALK」
放送日時:平日 20時40分−20時50分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/blog/lohastalk/

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