地産地消を実現するIKEAの垂直型農場ソリューション「LOKAL」がロンドンで初公開

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大手家具量販店イケア(IKEA)の専門研究機関「SPACE10」が、水耕栽培による垂直型農場ソリューション「LOKAL」を開発。

世界中から最先端のデザインが集まる「ロンドン・デザイン・フェスティバル」の開催に合わせ、2017年9月、英ロンドンで初めて一般公開された。

・水耕栽培による本格的な垂直型農場ソリューション

「LOKAL」は、土を使わず、植物の光合成に必要な窒素やリン酸塩などの無機栄養塩と水のみを用いる、水耕栽培の手法を採用しているのが特徴。

天候に左右されることなく、農作物が短期間で健康に育つよう、日光の代わりにLED照明で人工的に光を与え、温度や湿度をはじめとする生育環境は自動制御されている。

このような仕組みにより、栄養豊かで味のよい農作物が、季節を問わず、どこでも栽培できるというわけだ。

・イケアがいよいよ農業ソリューション分野に本格参入?

イケアでは、家庭用屋内農園ソリューション「KRYDDA/VÄXER」を2016年に英国で発売したほか、2017年2月には、「SPACE10」を通じて開発した菜園ソリューション「Growroom」の設計データなどをオープンソースとして公開。

都市部に人口が集中する、いわゆる“都市化”を見据え、食の地産地消を実現するソリューションの研究開発に注力してきた。

とりわけ、「LOKAL」は、イケアが都市型農業ソリューションの開発に本格的に取り組みはじめたことを示す成果としても、興味深いものといえるだろう。

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