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慶應大学教授が語るブルーノ・マーズの歴史的価値

慶應大学教授が語るブルーノ・マーズの歴史的価値
J-WAVEで放送中の「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」。9月22日(金)のオンエアでは、来年4月、待望の来日公演をおこなうブルーノ・マーズに迫るべく、アメリカのポップミュージックに詳しい慶応義塾大学教授、大和田俊之さんにお話を伺いました。

「ブルーノ・マーズの両親は、プエルトリコ系のお父さんとフィリピン人のお母さん。育ったのはハワイです。1990年代以降、アメリカ文化のなかにヒスパニックの文化がどんどん浸透していきました。ブルーノ・マーズはスペイン語を使っているわけではないんですけど、こういう人がメインストリームで出てくる、というのが非常に21世紀的」(大和田さん、以下同)

子役として、エルヴィス・プレスリーやマイケル・ジャクソンのモノマネをして活躍していたというブルーノ・マーズ。映画への出演経験もあり、1992年に公開された二コラス・ケイジとサラ・ジェシカ・パーカーが出演している映画「ハネムーン・イン・ベガス」でリトル・エルヴィスとして出演しているシーンを見ることができます。

そんな芸能経験を経て、17歳のブルーノ・マーズはアメリカ、ロサンゼルスへ渡ります。

ちなみに「ブルーノ・マーズ」という名前は芸名で、本名は「ピーター・ジーン・ヘルナンデス」。当初、本名を名乗っていた彼は「ヘルナンデス」という名字から、ラテン系、ヒスパニックのミュージシャンと勘違いされることがあったのだとか。アメリカの王道のポップスを歌ってきた彼は「いっそのこと変えてしまえ」ということで、「マーズ(=火星)」、父がつけた昔からのあだ名「ブルーノ(ブルーノ・サンマルチノというプロレスラーに似ていることがきっかけ)」を合わせ、「ブルーノ・マーズ」という名前をつけました。

「ひとりのなかに、多様な文化が存在する」。そうした考え方が加速するのと時を同じくして、ブルーノ・マーズはデビューしました。彼が子どものころにマネをしていたエルヴィス・プレスリーもマイケル・ジャクソンも人種を超え、大きな支持を得たアーティストです。

「人種の壁を越えないと、アメリカでは大ヒットということにならないわけで、エルヴィス・プレスリーは黒人音楽をベースに大成功した白人。マイケル・ジャクソンはポップスのチャートで大成功した黒人。こうした黒人が白人の世界で成功する、白人が黒人音楽を持って成功すると言うパターンから、“ヒスパニック、アジア系を出自とするアーティストが黒人音楽、ポップスの世界で成功する”というのが次の段階として出てくる。21世紀のアメリカを象徴するミュージシャンだな、という気がします」

アメリカ、そして世界を席巻するブルーノ・マーズ。2018年の春、さらに進化した彼が日本にやってきます。

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【番組情報】
番組名:「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」
放送日時:毎週金曜 6時−11時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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