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七宝焼という “技法” の良さを大切に、そしてもっと “自由” に。七宝焼き帯留め kimitoデザイナー・植木未斗さん

趣通信スタッフのちあきです。

和を感じる上品な色使いとシンプルでモダンなデザインが人気の七宝焼き帯留めブランドkimito。その美しさには幅広い年齢層のファンが魅了されています。

作り手は七宝デザイナー・植木未斗さん。おしゃれな着物と自身の帯留めとのコーディネートも注目を集める植木さんに、趣-omomuki-代表のケビンがkimitoを立ち上げるまでのストーリーや七宝焼き作りのこだわりなどをインタビューをさせていただきました。

 

 

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七宝デザイナー

植木未斗

1990年生まれ。東京都出身。書道家の両親の元、幼少より書の教育を受ける。
16歳の時、七宝焼に出会い、その無限大の表現方法、一発勝負に賭ける緊張感に強く惹かれ、この技法と共に表現者としての道を歩み始める。

2010年 日本七宝指導者教会教会展奨励賞を最年少受賞
2011年 一年間のドイツ留学 Berlinにてグループ展に参加
2012年 七宝焼kimito設立
2013年 帝国ホテル正月イベントにて七宝焼講師として参加
2014年 SHARP AQOS 4K コマーシャルにて帯留が使用される
2015年 伊勢丹新宿にてPOPUP&ワークショップイベント

 

日本の伝統工芸・七宝焼きとは?

ケビン
お恥ずかしながら、実はkimitoに出会うまで七宝焼きがどんなものかよく知らなかったんです。七宝焼きの歴史やどんなものに使われてきたのか、改めて教えていただけますでしょうか?

 

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A post shared by Mito Ueki (@mito_ueki) on Mar 7, 2016 at 3:09am PST

 

 

植木

七宝焼きは、金属板にガラス質の釉薬を焼き付けた、焼き物の一種です。細かな模様や様々な色使いが美しく、古くから愛されてきました。花瓶やお皿としてはご覧になったことがあるかもしれませんね。

伝統工芸としての七宝焼きは中国や日本といったアジアのイメージがありますが、もともとはヨーロッパからシルクロードを渡って日本にやってきました。一番古い七宝焼きは、なんとエジプトのツタンカーメンのマスクに使われた装飾なんだそうです!

日本で七宝焼きが最も栄えたのは名古屋で、お城や器の装飾に使われていました。明治時代に海外に向けて日本の芸術品をアピールしようと注目され、そのころ技術も大きく伸びたと言われています。

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植木さんの七宝デザイナーとしての歩み

ケビン
植木さんご自身が七宝焼きを始めたきっかけをお聞きしたいのですが、ずっと物作りにご興味があったのでしょうか?

 

植木
はい、両親が父母は書道家で、両親の友人も作家が多かったことから、自分も何かを作って生きていきたいと思っていました。

七宝焼きを始めたきっかけは、10代半ば、父が七宝焼きの先生を紹介してくれたことです。その頃は、自分には何が合うのか、将来何をしようかと考えていたころでした。

先生の教室に通い始めたものの、最初は全然上手くいかなかったんですよ。

七宝焼きは焼くことで形になりますが、作品を決定づける最も重要なそのステップを作り手がコントロールすることはできません。金属とガラスという複数の要素がどう組み合わさるか、温度によってどんな変化があるか。釜に任せるしかないんです。

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絵や彫刻と違い、作り手が完成まで全てを担うことはできないし、後から修正することもできない。完成形が想像できないという、ある意味「面倒な」ところに想像意欲が刺激されて、もっと追求したいという気持ちが生まれました。

その時々の素材や温度といった様々な要素の組み合わせが、唯一無二の作品を生み出すので、今も毎回新鮮な気持ちで作っています。釜を開ける瞬間はわくわくしますね。

 

ケビン
七宝焼きを着物のアクセサリーとして使おうと考えたのはどんなことがきっかけだったんですか?

 

作家コーディネート – 本日はとある取材と撮影をしていただきました – シロップシリーズ帯留と、帯と帯締め帯揚げの色を合わせられて満足です♪ – #kimito#帯留#着物小物#着物#着物コーディネート#きものコーディネート#きもの#伝統工芸#fashion#fashionstyle#style#fashionlover#OOTD#kimono#japan#cloisonne#趣着物

A post shared by 七宝焼帯留kimito (@kimito_cloisonne) on Jul 26, 2017 at 9:14pm PDT

 

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