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点検項目200カ所以上! 月々1080円で年1回定期点検ができる「家ドック」に密着してみた!

年1回、点検項目200ヶ所以上! 月々1080円で定期点検が可能な「家ドック」に密着してみた!

管理会社や管理組合が物件の点検や修繕を行うマンションとは異なり、一戸建ての場合は自主管理が中心だ。だが専門の知識や経験をもたない普通の人が、自分の家を維持・管理するハードルは高い。

一方で、住宅業界では2018年4月から「宅地建物取引業法(宅建業法)の一部を改正する法律」が施行され、既存住宅の流通活性化を目的にインスペクション(建物現地調査)が推進される。こうした動きを背景に、一戸建ての資産価値に注目が集まっている。

そこで、今回は、戸建管理に特化した「家ドック」というサービスを取材した。「家ドック」はいわば「建物の健康診断」で、一般の人も利用できる。どんなサービスなのか、密着取材をさせてもらった。

「オオゴト」になる前に異変に気づける「家ドック」

今回取材したのは、株式会社 日本戸建管理が展開している「家ドック」。一戸建ての維持管理に関するサポートを月会費1080円(税込)で提供している。年に1回の定期点検をはじめ、設備トラブル時に緊急で駆け付けてくれるサービスなど、自主管理が必要な一戸建て所有者には気になるサポート内容となっている。

サポートサービスを行うのは、加盟しているリフォーム会社や工務店で、家ドックのサービスを提供する日本戸建管理の厳しい審査基準をクリアした加盟工務店ばかり。的確な診断のために点検担当者向けに勉強会を開くなど、サポート体制も整えている。

なお、日本戸建管理に加盟する株式会社 創建では、新しく販売を開始する分譲地で、「家ドック」のサービスを10年間無料で付帯するサポートをはじめた。「メンテナンスや管理をしっかり行っている家と、そうでない家があったとしても、リフォームやメンテナンスが資産として評価されない。これからは定期的にメンテナンスや修繕を行なっている家が正しく評価されるようにしたい」と、創建の担当者は語る。

今回、静岡県で家ドックを展開する静岡戸建管理(富士ツバメ株式会社)の協力のもと、年1回の定期点検を密着取材させてもらった。

「定期的に家の点検を行うことで、オオゴトになる前に異変に気づくことができます。細かな修繕で済むことも多く、トータルでかかるコストも抑えられますよ」と話すのは、点検担当の遠藤さん。

たしかに、大きな事が起こってからでは大変だ。実際、2階のベランダの防水処理が弱まり、1階の天井に染みができる事例もあるそうだ。家ドックで天井の点検をしておけば、実際に水漏れ雨漏りが起こる前に補修できる。 事前に異変を察知できるのは、家ドックのメリットと言えそうだ。【画像1】一戸建ての点検を担う静岡戸建管理のみなさん(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

【画像1】一戸建ての点検を担う静岡戸建管理のみなさん(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

いざ点検スタート! 外壁のわずかなコケから修理箇所を察知

今回伺った静岡県静岡市駿河区の岸本さん宅は築15年。家の建具のすべりや蛇口の水漏れなど、そろそろ細かな点が気になってきたそうだ。定期点検の診断内容は、国土交通省策定の住宅診断ガイドラインに準拠した、オリジナルの「点検チェックリスト」を用いて実施。基礎や外壁からキッチン・浴室の水まわりまで家の内外をチェック、なんと200項目をこえるチェックを実施してくれる。

点検は外観と外壁をチェックすることから始まる。まず、玄関ポーチの階段部分に小さなワレを見つけた。「躯体と階段の接着部はしっかりしているので問題はありません。小さなワレは経過措置として資料に残しておきましょう」と家ドックの遠藤さん。【画像2】玄関ポーチにワレを発見。スマホで撮影した写真は、長期スパンで経過を確認できるよう、専用クラウドに保存される(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

【画像2】玄関ポーチにワレを発見。スマホで撮影した写真は、長期スパンで経過を確認できるよう、専用クラウドに保存される(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

その後も丁寧に外壁をチェックしていく。日当たりのいいところは紫外線による劣化、日当たりの悪いところは湿気が劣化を招くそうだ。基礎部分、屋根、とい、軒裏など、見えないところも特殊なミラーを使って隅々まで目視で確認する。【画像3】見づらいところも特殊なミラーでチェック(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部))

【画像3】見づらいところも特殊なミラーでチェック(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

外壁に少しだけコケが発生していた。点検する家ドックの山本さんの足が止まる。顔の高さぐらいにある外壁のコケから目線を上にずらし、雨どいを凝視。なんと、雨どいの一部に隙間ができコケの原因となっていたのだ。「ここは後で簡単に直しておきましょう」と、その日のうちに修理まで完了。家主の岸本さんも気づいていなかった不具合を、あっという間に修繕してしまった。【画像4】水漏れのある雨どい(左)その日のうちにコーティングで修理(左)(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

【画像4】水漏れのある雨どい(左)その日のうちにコーティングで修理(左)(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

続いて家の中へ。水まわりの「変色」に点検者の目が光る!

外壁の点検が終わると、いよいよ室内の点検だ。玄関→玄関ホール→階段→リビングダイニング→キッチン→トイレ→洗面室→浴室→居室と、ひと部屋ずつ順番に見ていく。

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